オランダ移住の流れを徹底解説!おすすめできる人はどんな人?

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・ドバイ法人Logical XのCOO
・法人設立/海外移住サポートを提供中
・東京大学在学中にインフルエンサービジネス会社を創業。2022年に同社を売却、その後ドバイに移住しLogicalX FZCOに参画

東大在学時に18歳でインフルエンサービジネス会社を創業。その後2022年に同社をは東証プライム上場企業に売却。

その後ドバイに移住し、2社目のLogical Xを共同創業し、COOとして事業運営に当たる。

Logical X Consultancy FZ-LLC
Logical X Consultancy FZ-LLC Logical X Consultancy FZ-LLCの法人公式HPです。

1社目に引き続き、YouTubeマーケティングに特に強みを持ち、YouTubeメディアを起点として

・ドバイ移住/法人設立/不動産売買仲介事業
・英語圏向けSEO/YouTube 不動産メディア事業
・YouTube受託事業

などを展開。

代表税理士 at JMA | ウェブサイト | + 執筆・監修記事

・代表社員 黒田 昌史(1963年生)
・1986年大阪外国語大学アラビア語学科卒業
・1998年サウジアラビア赴任
・2002年税理士へと転職
・2008年日本マネジメント税理士法人を設立

オランダに移住することで、日本とは違う価値観で生きることができます。

また、海外移住を果たすことで、日本という国を俯瞰してみることができます。

貴方もオランダ移住によって、人生の新たなページを開きせんか?

近年、海外移住を検討されている方が大幅に増えています。

先行き不安な日本の経済状況などを考えても、

日本以外に生活拠点を持つことは非常に重要です。

今回は、オランダ移住に関する条件やメリットについて徹底解説していきます。

[box class=”box29″ title=”簡単にまとめると”]

  • オランダの国風は自由で寛容
  • 外国人に優しく、日本人も住みやすい
  • 治安は悪くはない
  • 夏は涼しく冬は寒い
  • 税金と物価が高い
  • 社会福祉が充実している

[/box]  

目次

オランダとは

オランダとは

オランダは、日本から西に9300km行った場所にある国です。

首都は、アムステルダムで非常に活気のある町です。

周辺国には、ドイツ、ベルギー、ルクセンブルク、イギリスなどがあります。

時差は、日本の7時間遅れです。

公用語にはオランダ語が用いられていますが、英語も幅広く使用されています。

そのため、英語のみでも全く問題なく生活できます。

また、国民の9割が英語を話し、8割近くが、オランダ語と英語と、

更にもう1つの言語を話すと言われています。

英語圏以外だと、世界で1番、言語能力の高い国民であるとも言われています。

日本から渡航する場合、ドバイやドーハなどを経由し、

アムステルダム空港に到着という流れになります。

主要な航空会社だと、エミレーツ航空やカタール航空が挙げられます。

フライトチケットは、安い時期であれば片道5万円ほどから、

繫忙期であれば片道10万円ほどで購入することができます。

フライト時間は、トランジットにもよりますが、15~20時間程度かかります。

オランダ移住にはどんなメリットがあるの?

オランダ移住メリット

 

オランダ移住の最大のメリットと言えば、日本にはない解放感でしょう。

他にも、洗練された街並みや、社会福祉の充実など素晴らしい点が沢山あります。

以下では、オランダ移住に関するメリットについて解説していきたいと思います。

英語が通じること

冒頭でも述べた通り、オランダのほとんどの場所では、英語が通じます。

そのため、英語さえ使えれば、

日々の生活で発生するコミュニケーションにも問題なく対応できます。

しかし、オランダ郊外の方や高齢者の方は、英語が話せない可能性もあるため注意が必要です。

日本人の起業が容易なこと

オランダで日本人が起業することは比較的容易です。

なぜなら、1912年に、日蘭友好通商協定が結ばれていて、

今もなお、日本とオランダ間でのビジネスが奨励されているからです。

この協定によって、日本人は、居住、就労許可が下りやすくなっています。

記事の後半で、オランダでの起業について詳しく解説しています。

自由な暮らしができること

オランダは、個人の責任能力を重んじていますが、その分、個人の自由も保障しています。

オランダ政府は、日本では違法とされている薬物や売春も許容しています。

※日本人の違法薬物の摂取は、厳しく制限されています。

見かけても絶対にやらないようにしましょう。

下の画像は、オランダで非犯罪化されている大麻草になります。

大麻草

また、コロナウイルスによる制限も日本と比べると緩く、

既に、町にはパンデミック前の活気が戻っています。

以上にもある通り、オランダは世界一自由な国との異名を持っています。

国民性は素直で、あっけらかんとしていて、寛容です。

オランダ国内にも、外国人が受け入れられやすい雰囲気が漂っています。

また、実際に世界各国からオランダへ移住してくる人も沢山います。

そのため、日本人でもオランダになじむことが容易にできます。

しかし、自由な国風な割には、治安は良く

最低限のラインでは、政府がしっかりコントロールしていることが感じ取れました。

旅行がしやすいこと

オランダの周りには、ドイツやイギリス、ルクセンブルク、イギリスなどがあり、魅力的な国が沢山存在します。

また、オランダがEU圏内ということもあり、EU圏内であれば移動もパスポート無しで、容易にできます。

※コロナウイルスの影響で、EU内での国を跨ぐ移動は制限されていました。

しかし、2022年1月25日のEU理事会(閣僚理事会)によると、

「有効なEUデジタルCOVID証明書を所持する旅行者は、ECDCによる出発地域の色分けにかかわらず、移動制限を受けるべきでないとしている。」

と宣言しているため、現在は、国を跨いだ移動への規制が緩和されています。

旅行が好きな人には、オランダ移住は非常におすすめできます。

オランダ移住にはどんなデメリットがあるの?

オランダ移住デメリット

オランダ移住には沢山のメリットが付随します。

しかし、もちろんデメリットも存在します。

下記では、オランダ移住に関わるデメリットについて解説しています。

移住後に、欠点で悩まないようにするために、しっかり把握しておきましょう。

冬が長くて暗い

オランダの冬は、非常に長く日照時間も短いです。

11~3月までが冬となり、朝8時でも外は暗く、太陽は16時には沈んでしまいます。

日本の冬のようにどんよりとした空気が流れています。

また、最低気温は0度近くまで下がり、雪が降ることもあります。

極寒という程まではいきませんが、冬が厳しいものであることは間違いありません。

しかし、その分、夏の日照時間も長いです。

平均気温は17度で、最高気温は25度以下と非常に快適です。

また、湿度も低く乾燥しているため、過ごしやすいです。

以上のことから、オランダは、日本の避暑地のような気候と言えるでしょう。

物価が高い

オランダの通貨には、ユーロが用いられており、全ての価格が日本の1.5倍ほどです。

外食だと、ランチであれば2500円から、ディナーだと、5000円からという価格設定が一般的になります。

下の画像の料理は、日本円で3000円ほどでした。

オランダ食事

家賃も高く、1LDKであれば、12万6000円から28万円が相場になります。

しかし、外国人でも家賃補助が受けられるので実際の負担額はもう少し下がります。

また、チーズやマッシュルーム、ハリボグミ、ハイネケンなどに関しては、

原産国が近いため日本よりも安く買えます。

税金が高い

オランダの税金は日本と比べても、正直高いです。

オランダ国民でも、自国の税金は高いと答える人は多いです。

以下は、移住した際に支払うことになる税金になります。

  • 個人所得税(inkomstenbelasting)
  • 法人税
  • 付加価値税(VAT)
  • 市民税
  • 犬税(Hondenbelasting)
  • ごみ税
  • 堤防保護税(Waterschapsbelastingen )
  • 環境税
  • 水道税(BOL)
  • エネルギー税(電気税・ガス税)

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消費税

0%、9%、21%の3つに分かれており、日常に必要不可欠なものであれば、

0~9%が課せられます。

お菓子屋やソーダなどの嗜好品に関しては、21%が課せられます。

所得税

個人の所得が年間、

6万9,399ユーロ未満(971万円相当)であれば、37.07%

6万9,399ユーロ以上であれば、49.5%が課税対象となります。

法人税

法人での利益が、39万5,000ユーロ(5530万円相当)未満であれば15%、

それ以上であれば、25.8%が課税されます。

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以上からも分かる通り、オランダの税金は高いです。

しかし、居住許可が下りれば、外国人でも家賃補助が下りたり、

児童手当や失業手当などが受けれます。

税金が高い分、社会保障はとても充実しています。

家賃補助について

  • 18歳以上であること
  • 一人暮らしまたは、家族との同居であること
  • 居住許可を持っていること
  • 風呂、トイレ、キッチンのついた部屋であること
  • オランダの銀行口座、マイナンバー、家賃の支払いが証明できること

以上の条件を満たすと、申請ができます。

申請条件によって補助額は変わってきますが、一人暮らしで家賃8万円だった場合、

3万円のサポートを受けられます。

オランダに移住する場合は、ぜひ利用したいです。

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  • 税金面でお得に移住したい
  • 所得税や法人税をゼロにしたい
  • 一年中暖かい国に住みたい

以上に当てはまる方にはドバイ移住がおすすめです。

当サイトでもドバイ移住についての記事をまとめています。

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オランダ移住どの地域がおすすめ?

オランダ移住おすすめの地域

日本人におすすめなオランダの地域をまとめました。

同じオランダの中でも、エリアによって雰囲気は大きく変わってきます。

それぞれの状況に応じて、どの町が一番適しているか考えてみましょう。

アムステルダム

オランダ一番の都市で、刺激を求める方にはおすすめです。

都市ならではの華やかさがある反面、落ち着かないという声もあります。

交通網なども張り巡らされていて、非常に便利ですが、

家賃や物価はオランダの中でもトップクラスに高いです。

ユトレヒト

オランダ第四の都市と言われているユトレヒト。

町と緑の調和がとれていて、非常に過ごしやすいです。

公園や子供が遊べる施設も多く、物価もアムステルダムに比べると安めです。

家族での移住に非常におすすめです。

ロッテルダム

ロッテルダムは、オランダ第二の都市でありながら、世界第三位の国際港でもあります。

アムステルダムと同じく非常に栄えており、現代建築でモダンな街並みが広がっています。

アムステルダムほど観光客もいないため、ストレスなく生活できます。

物価は、アムステルダムに比べると安めで、落ち着いた雰囲気もあります。

アムステルダムとユトレヒトの良いところ取りをした都市と言えるでしょう。

オランダ移住の手順

オランダ移住手順

先ほどはオランダ移住のメリット・デメリットに触れさせていただきました。

オランダ移住に興味が湧きましたでしょうか?

ここからは、そんなオランダ移住の、肝心な手順について解説していきます。

移住するつもりでいたのに、移住条件を満たせないということがないよう、

今のうちから移住条件・手順をしっかり理解しておきましょう。

就職・起業の準備

現地での就職希望の方であれば、就職先を見つける必要があります。

知り合いの紹介や、インターネットで求人を探すのが主流です。

また、実際に店舗に足を運び、CV(履歴書)を提出し、直談判する日本人もいるようです。

就職先が確保できた場合、その会社からVISA発行となります。

現地での起業希望の方であれば、移民局に申請後、各種書類を提出し、

登記をするという流れになります。

以下はオランダで起業家VISAを申請する際の必須条件となります。

  • 日本国籍であること
  • 犯罪歴や、不法滞在歴がなく、オランダ政府のリスクとなる人物ではないこと
  • オランダで住まいを確保し、住民登録をすること
  • オランダで自身の事業の登録(フリーランサーも含む)
  • 最低4,500ユーロ(約63万円)の銀行預金

入国

家探しや登記をするにも、まずオランダに向かう必要があります。

日本人は、VISA無しでの入国が認められているので、

移住準備のための入国で、90日以内であれば問題ありません。

物件探し

オランダ移住で最難関となるのが、この物件探し。

日本人で起業予定の移住だと、信用力に問題があるとみなされ審査に落ちてしまう場合が多いです。

日本で安定した収入があった場合、家主にそのことを伝えると交渉が上手くいきやすくなります。

また、オランダでの移住後も家賃が支払えるような証明があると尚よろしいです。

家賃の相場は、首都のアムステルダムであれば、1LDK、12万6000円から15万円になります。

しかし、ユトレヒトなどのオランダの郊外だと、家賃は半分から三分の二ほどになります。

申請書類の提出(起業・フリーランスの方)

以下、起業家VISAの申請手順になります。

1.移民局に必要書類を提出する。

  • パスポートのコピー
  • カラーの証明写真(4.5×3.5センチ)
  • 家族関係の証明所書(戸籍謄本や住民票など)
  • オランダの物件契約証明書
  • 申請料(本人のみの申請は1446ユーロ、日本円で約20万円です。)

配偶所を増やすごとに追加で207ユーロ(28000円程)かかります。

2.移民局にて顔写真の撮影、指紋登録を行う。

3.最寄りの市役所にて住民票を取得。

4.事業計画の提出と事業登記。

ご自身でやられるのが難しいと感じた場合、エージェントを利用することもおすすめします。

5.4500ユーロ(約63万円)の銀行預金。

6.会計士による監査。

7.健康保険の加入。

8.VISA取得。

オランダ移住をおすすめできる人

オランダ移住おすすめできる人

オランダ移住は、どのような人に適しているのか、解説していきます。

以下に当てはまる人は、移住後の生活を楽しめる可能性が非常に高いです。

オランダ移住により、人生をより豊かにできるかもしれません。

日本の暮らしが窮屈に感じている人

日本の暮らしが窮屈に感じている人には、オランダ移住はおすすめです。

日本は、決められたことをしっかり守る厳格な国ですが、オランダは違います。

国民一人一人に、裁量が任されていて、物事に、非常に寛容です。

コロナウイルスの感染対策にも、日本とオランダでは大きく違いがありました。

しかし、その分リスクも伴うことも理解しておきましょう。

真に自由な暮らしがしてみたいという方には、

オランダ移住を是非体験してみて欲しいです。

旅行が好きな人

オランダも、もちろん魅力的な国です。

しかし、オランダの周りにもベルギーやフランス、ドイツなどの魅力的な国が沢山存在します。

しかも、これらの国に、飛行機ではなくて電車や船で移動できるのです。

週末にプチ海外旅行に行くということも、オランダ居住者であれば可能です。

また、海外旅行が好きな人であれば、オランダの至らないところにも目がつぶれると思います。

旅行が好きで、刺激を求めたいという人にはオランダ移住は非常におすすめです。

英語が話せる人

英語がある程度話せると、オランダ移住はグッと容易になるでしょう。

英検だと準2級レベル、TOIECであれば400点が目安です。

というのも、オランダでは多くの人が英語を理解し、話すことができるので、

オランダ語が分からなくても英語させ分かれば、全く問題なく生活できるからです。

もし、オランダ移住を検討していて、英語に自信がないという人には、

まずは英単語帳から始めてみることをおすすめします。

オランダ移住をおすすめできない人

オランダ移住おすすめできない人

オランダ移住に限った話ではなく、海外移住に、リスクはつきものです。

以下では、オランダ移住を、おすすめできないかもしれない人を紹介させて頂きます。

せっかく移住を果たしたのに、

「聞いていた話と違う」なんてことにならないように、しっかり確認しておきましょう。

日本に頻繁に帰らなくてはいけない人

日本に頻繫に帰る予定のある人には、オランダ移住はおすすめできません。

なぜなら、オランダは日本から約9300kmも離れており、帰国には15時間ほどかかってしまうからです。

また、航空券も片道10万越えと決して安く無いため、頻繁に帰るのは現実的ではありません。

日本に帰りやすくて、おすすめな海外移住先だと、台湾やシンガポールがおすすめです。

支出を抑えて海外生活がしたい人

支出を抑えて海外生活をするというのは、オランダでは少し難しいかもしれません。

オランダの物価は日本の1.5倍ほど高く、何をするにしてもお金がかかってしまいます。

公衆トイレもその例外ではなく、一度使用するごとに60~80円必要になる場合があります。

オランダ移住に関するQ&A

オランダ移住に関するQ&A

初めての海外移住。

ましてや日本から遠く離れたオランダとなれば、不安を抱くのも当然です。

以下では、私が実際にオランダ移住を検討した際に、

疑問に感じた部分をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

オランダ移住にかかる費用はどのくらいですか?

被雇用者の場合

基本的に被雇用者の場合、VISA申請料、健康保険などが会社持ちとなる場合も多く、

非常にお得に移住できるでしょう。

また、社員寮などを提供している会社も存在するため、雇用主に確認が必要です。

結論、雇用条件に左右されますが、

航空券(片道10万円)と住宅確保前のホテル代(1日1万円×日数のみ)でも移住が可能です。

現地で起業もしくはフリーランスをする場合

航空券(片道10万円)、住宅確保前のホテル代(1日1万円×日数)、VISA申請費用(25万円ほど)と

会社の登記&弁護士依頼費用(50万円ほど)がかかります。

最低でも、合計100万円ほどが必要になると考えていいでしょう。

オランダ移住にかかる期間はどのくらいですか?

社員VISAの形態であれば2か月以内の移住が可能です。

しかし、フリーランサーや起業家として移住する場合は、

法人開設の手順があるため、3~4ヶ月はかかることを想定しておきましょう。

オランダ移住は難しいですか?

オランダ移住は他国と比べると、比較的難易度が低いです。

なぜなら、オランダは、日本と日蘭条約を結んでおり、

今も日本人はその恩恵に預かることができるからです。

本来、オランダ移住には厳しい条件が課せられるのですが、

日本人の場合、制約が少ない状態で、移住ができます。

もし、それでも不安な点がある場合は、

一度オランダに向かわれることをおすすめします。

Japan Holland Link (日本 オランダ リンク) 様では、日本人向けのオランダツアー会社と、オランダ個人ビザ取得のサポート・相談業務も行っていますので、不安解消の一躍を買うかもしれません。

【まとめ】オランダ移住のメリットや条件

【まとめ】オランダ移住のメリットや条件

オランダ移住は、思ったよりも簡単そうではないでしょうか?

上記にもある通り、日蘭条約のおかげで日本人の移住は非常に容易になっています。

確かに、物価と税金は、他国と比べると、高いかもしれません。

しかし、家賃補助などの社会福祉の充実や町に漂う独特の解放感は、他の国では類を見ません。

ぜひ、最適な移住生活を掴みとってください。

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