「海外移住をしたいけど、いきなり海外に住むのは少し不安」
「練習した英語が実際に通じるのか分からない」
海外移住を希望している方で、上記のような不安を抱えている方、少なくないと思います。海外に一度も行ったことがないと、不安を感じてしまうのも無理はありません。
そこでおすすめしたいのが、海外移住前の「留学」です。海外移住前に留学することで、英語や生活環境に関する不安を解消することができます。
本記事では、海外移住前の留学について、費用やメリット・デメリット、おすすめの留学先、注意点などを詳しく解説していきます。外移住に関して不安を抱えている方、海外移住前の留学に興味をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧になってください。
海外移住前に英語習得するなら短期留学がおすすめ!
海外移住前に英語を習得したい方は、短期留学がおすすめです。
短期留学は別名「語学留学」と呼ばれることもあります。短期留学は平均して「1週間~3か月」ほどの期間になることが多いです。一般的な留学になると、半年~1年以上になるため、時間の制約が多い場合だと実現しにくい面があります。
一方、短期留学であれば、数週間ほどで期間を抑えることもできるので、仕事を辞めずに留学を実現しやすいです。
ただ、滞在期間が短いと、どうしても英語を実際に試す期間は短くなってしまいます。滞在中は日本語を一切使用しない、日本人のコミュニティにくっつかない等、短期間で英語力を鍛えるために工夫が必要です。
短期留学の平均的な費用は下記の通りです。
期間 | 費用目安 |
1週間 | 10万円~40万円 |
1か月 | 20万円~70万円 |
3か月 | 45万円~170万円 |
生活費をどれくらい使うかにもよりますが、おおむね上記の費用がかかってきます。短期留学したい場合は、計画的に費用を準備した方が良いでしょう。
おすすめの短期留学先3選
短期留学先としては、世界各国に候補がありますが、中でもおすすめしたいのが下記の3つです。
- マルタ
- セブ島
- カナダ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
マルタ
マルタは、イタリアのシチリア島の南に位置する国です。東京23区の面積の半分ほどの大きさ、人口約44万人ほどの小規模な国になります。
マルタへの短期留学の費用は、1か月で「25万円~50万円」ほどです。短期留学の平均的な費用内で収まっています。マルタの治安は良好で、犯罪率の低さはヨーロッパでも屈指です。初めての海外留学する方でも、安心して滞在できるといえるでしょう。
マルタの公用語は、英語とマルタ語になります。英語はイギリス英語が使用されています。イギリス英語は、アメリカ英語よりも比較的母音の発音が強い点が特徴です。母音が強く発音される分、日本人にとっては聞き取りやすいといえます。
ただ、イギリス英語を話す人によっては、発音が省略されたり、スタッカート(小さい「つ」が間に入るイメージ)が入ったりして、聞きなれるのに時間を要するケースもあります。
セブ島
セブ島は、フィリピン中部のビサヤ諸島にある細長い島です。観光名所として有名ですが、実は短期留学先としても人気があります。セブ島への短期留学の平均的な費用は1ヶ月で「27万円前後」です。
セブ島の治安は、フィリピンのその他の地域と比べると安定しています。中心街は日本人の留学生や観光客が多く集まっており、安心して外を歩けます。ただ、夜間は人通りが少なくなるので、不要な外出は避けた方がよいでしょう。
言語は英語とビサヤ語が使用されています。英語に関しては、アメリカ英語がベースです。これは、フィリピンでアメリカ基準の英語教育が実施されている点が影響しています。
ただ、フィリピンで話されているタガログ語のアクセントも少し混ざっているので、純粋なアメリカ英語よりも若干聞き取りが難しいかもしれません。
カナダ
カナダは、アメリカの北側に位置する英語圏の国になります。短期・長期留学を問わず、人気の留学先となっています。カナダへの短期留学の費用は、1か月で「25万円~50万円」が相場です。
カナダの治安は比較的安定しているイメージがあるかもしれませんが、実は突発的な犯罪の発生率は日本の約12倍の水準です。日本と同じ感覚で外を歩いていると、スリや強盗などのターゲットとされる可能性が高いので注意が必要になります。
カナダの英語は、アメリカ英語とイギリス英語が自然と混ざっている点が特徴です。これはカナダが歴史的にイギリス連邦に属してきた国である点と、アメリカと国境を接している地理的な点が要因となっています。カナダ人は比較的穏やかな性格な人が多いと言われており、ゆっくり丁寧に話してくれるケースが多い点も特徴です。
留学前の注意点3選
海外留学を成功させるためには、留学の注意点について事前に把握しておくことが重要です。留学の注意点を把握しておけば、留学に対する不安も解消しやすいです。
留学前の注意点として、下記の3点が挙げられます。
- 英語の基礎はできるだけ勉強していこう
- 留学先の法律や文化を理解しておこう
- 飛行機に持ち込めるものをチェックしておこう
英語の基礎はできるだけ勉強していこう
短期留学に行く前に、英語の基礎はできるだけ勉強していきましょう。短期留学は滞在期間が短い分、基礎の勉強を現地で行うと英語を実際に試す機会がなくなってしまいます。
英語の基礎を勉強しておけば、習得した基礎知識をもとにして「話す」「書く」など実践的な英語の学習をしやすいです。
基礎の水準は人によって変わってきますが、少なくとも中学レベルの英単語・文法・表現は勉強して習得した方がよいでしょう。市販されている中学生向けの参考書・単語帳を使用して問題ありませんので、毎日継続して勉強することをおすすめします。
留学先の法律や文化を理解しておこう
留学先の法律や文化も最低限理解しておきましょう。当然ながら、海外の法律・文化は日本と異なります。日本と同じ感覚で過ごしてしまうと、現地の法律に違反してしまったり、現地の人に不快な思いをさせてしまうでしょう。
細かい法律・文化まで把握する必要はありませんが、海外旅行ガイドや旅行代理店のサイトなどを参考にして、おおまかな内容を確認するのがおすすめです。
飛行機に持ち込めるものをチェックしておこう
飛行機に持ち込めるものを事前にチェックしておくのも重要です。たとえば、「爆発・発火のおそれのあるもの」「燃えやすいもの」「有毒物質」「凶器になるもの」などの危険物は、飛行機への持ち込みが禁止・制限されています。
また、100mlを超える液体を持ち込む際は、「1個の容量が100ml以下の容器」に入れて、容器をジッパー付きの透明な袋(プラスチック製)に入れなければなりません。
短期留学とはいえ、現地に数週間~1か月ほど滞在するとなると、持っていく荷物もそれなりに多くなります。機内に荷物を持ち込む際は、持ち込みが制限されている物品が含まれないが事前にチェックしておきましょう。
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まとめ
海外移住前に短期留学に行くことで、英語力の向上や現地の雰囲気を体験できる等のメリットが得られます。
いきなり海外移住することに抵抗がある方は、まずは短期留学で英語を使うこと、海外での生活に慣れていくのがおすすめです。
理想は、移住候補先の国に短期留学することですが、難しい場合は別の国に短期留学しても問題ありません。日本以外の国で過ごしてみるという点が重要ですので、数週間ほどの短期留学でもトライする意義があります。本記事を参考にして頂き、ぜひ海外移住前に短期留学を行ってみてください。
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