日本からそこまで遠くなく、長期VISAが取得しやすいことから、移住先として人気があるマレーシア。
イギリスに習った法制度を取り入れているため、法律が整っていて起業しやすい国です。
今回は、そんなマレーシア移住に関する条件やメリットについて、徹底解説していきます。
[box class=”box29″ title=”簡単にまとめると”]
- しっかりした社会インフラがある
- 物価が安い
- 日本よりも税率が低い
- 住環境が充実している
- 若い世代が増えている
- 外国企業の受け入れに積極的
- 国民の6割がイスラム教徒
- 車社会
- 大気汚染が深刻
- 医療費が高い
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マレーシアについて
マレーシアは、マレー半島南部とボルネオ島北部から成り立っている国です。
首都はクアラルンプールで、東南アジアの中でも有数の国際都市となっています。
総面積は33万km²で、日本より少し小さいくらいです。
在留邦人は、3万973人(2020年)で、日本人が多いシンガポール(3万6585人)とそこまで変わりません。
人口は3270万人(2020年)で、そのうちマレー系は69.6%、中国系は22.6%、インド系は6.8%です。
国語はマレー語で、公用語として英語、中国語、タミール語が使われています。
多民族国家であることから、ビジネスなどの公的場面では英語が多用されます。
また、料理に関してもそれぞれの民族独自のマレー系、インド系、中国系、ニョニャ系料理があります。
ニョニャ料理は、見た目は中華料理だけれども味はマレー系に近い料理で、もともと家庭料理として食べられていました。
どの料理も日本人の口に合う味付けとなっていて、屋台へ通う在住者も多いです。
ペナンではニョニャ料も楽しめて、ニョニャ料理って何かというと、ざっくり言えばチャイニーズ・アジアンエスニック。
昔々マレー半島に移住した金持ち中国人商人と現地で迎えた奥さんが、両国の料理をフュージョンさせ洗練させまくったというケシカランものです。ケシカラン。非常にケシカランぞ🤤 https://t.co/fliHpO9XJi pic.twitter.com/ddDvNe6nbb
— ミャー 世界一周めし旅@ただ今一時帰国中🇯🇵 (@mya_meshitabi) April 30, 2020
マレーシアの時刻は、東マレーシア(ボルネオ島)の標準時刻に統一されているため、日本との時差はわずか1時間です。
日本からの直行便は、マレーシア航空やJAL、ANAなどが運航しています。
東京からのフライト時間は、平均7時間半です。
クアラルンプール国際空港は、アジアのハブ空港の1つとしても有名で、世界各国へ移動することができます。
マレーシア移住にはどんなメリットがあるの?
マレーシア移住の最大のメリットは、物価が安い国なのにインフラがしっかりと整備されている所でしょう。
他にも、低い税率や住環境の良さなどたくさんの魅力があります。
以下では、マレーシア移住の様々なメリットについて解説していきます。
インフラが整っている
マレーシアのインフラは、先進国レベルでよく整っています。
電気・ガス・水道・道路・交通・ネット環境など社会に必要なものは、日本と同様に快適に利用することができます。
特に、交通網は非常によく発達しており、クアラルンプールには電車だけでもMRT・KTM・LRT・KLIAエクスプレス/KLIAトランジット・KLモノレールの5種類があります。
基本的に5~10分に1本、ラッシュ時には数分ごとに電車が来るので移動がしやすく、料金もRM2(62円)程度なのでリーズナブルです。
また、LRTは全線自動運転となっていて、最先端の技術を取り入れています。
スマート交通の分野で最先端を目指しているドバイでは、世界最大の無人電車システムを運用しています。
さらに、環境に配慮して電気自動車の大規模導入やドバイ⇔アブダビ間を約12分で移動できるハイパーループラインという最速列車の開発に近年力を入れています。
※RM1=31円で計算
物価が安い
マレーシアの物価は大体3分の1程度で、とても安いです。
特に安いのが家賃で、中心部で1ベッドルームの部屋を借りても約6万円です。
また、マレーシアは産油国なのでガソリンも50~60円/ℓ(レギュラー)くらいです。(日本は約170円/ℓ)
そのため、タクシー代(Grab等のアプリ)も安価で初乗りがRM5(約150円)です。
スーパーの食材は米1㎏約RM6(約180円)、トマト1㎏約RM6(約180円)、玉ねぎ1㎏約RM4(約120円)です。
カジュアルなレストランだとRM15(約460円)で、ホーカーセンターと呼ばれる屋台街だとRM5~10(約150~310円)で食事ができます。
ただし、日本食レストランや輸入品の値段は、高い傾向にあるので注意してください。
税率が低い
マレーシアは、日本と比べると税率が低いです。
個人所得税は累進課税制度で、税率は1~30%です。
固定資産税は、100㎡の物件に対して年間RM1000(3万1000円)です。
また、住民税や相続税、キャピタルゲイン税(不動産以外)はありません。
不動産に関しては、譲渡益に対して10~30%の税金が課せられます。(不動産の保有期間による)
一方で法人税は一律24%で、中小企業だと課税所得のRM60万までは17%となっていますが、ケースによっては日本より少し税率が高くなります。
しかしながら、マレーシアにはタックスヘイブンで有名なラブアン島があります。
ラブアン島で法人設立をすると、法人税率が3%もしくはRM2万(約60万円)、持ち株会社である場合は税率が0%になります。
ただし、2020年にラブアン法人の税制が改訂され、実体要件を満たしていない場合は、本土の税率(24%)が適用されることになりました。
まだ曖昧な部分も多いですが、政府指定の業種、現地人の雇用、指定額以上の年間運営費の支払いなどが要件に組み込まれています。
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ちなみに、ドバイでは法人税・所得税が一切かかりません。
(法人税は2023年から一部導入予定であるものの、フリーゾーンでビジネスをすると、今後も法人税は0%)
そのため、起業で税金対策を考えている方には、ドバイ移住がおすすめです。
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住環境がいい
マレーシアは土地が安いため、120㎡の3LDKでも月10万円程度で借りられます。
さらに敷地内には、プールやジム、公園、カフェ、BBQエリアまであります。
そのため、外出が億劫な日にはアパート内でゆったりとした時間を過ごすことができます。
また、警備員が24時間体制で常駐しているため、セキュリティ面でも安心です。
世界中の富裕層が移住するドバイでは、築1年の70㎡の2LDKで約25万円で、家賃はマレーシアより高いですが、プールやジムがついていて日本よりコスパがいいです。
今日はドバイヒルズに内見に行きました。
築1年、プール付き、ジム付き、
2LDK、70 ㎡大型ショッピングモールまで徒歩1分
この条件で、、、
【家賃】約25万円
不動産価格は、
日本よりも広さ、豪華さを考えると
安いです!😌 pic.twitter.com/3rCRzdCykV— もり@ドバイ🇦🇪移住サポート (@dubaioption) July 13, 2022
若い世代が多い
マレーシアの平均年齢は29.6歳(2021年)と非常に若く、15~64歳の生産年齢人口は全体の69.6%を占めています。
人口が増えている上に、若い世代の給与所得が上昇しているため、国内での購買力が年々伸びています。
そのため、実質GDP成長率は高水準を維持していて、コロナ前の2019年には4.4%でした。(同年日本は0.24%)
マレーシアの人口は今後も増加する見込みで、更なる経済成長が期待されています。
マレーシア移住にはどんなデメリットがあるの?
マレーシア移住には、たくさんのメリットがありますが、もちろんデメリットも存在します。
以下に、マレーシア移住のデメリットについて解説します。
車が必要
マレーシアは、日本以上に車社会です。
交通機関が充実しているクアラルンプールでも、ほとんどの人が車で移動するので、渋滞が深刻な問題となっています。
徒歩10分のスーパーへ行く時でさえ、車を利用する人が多いため、場所によっては歩道がないこともあります。
車社会といえば、ドバイでも日常生活でよく車が使われますが、Dubai MarinaやDubai Downtownなど、エリアによっては車がなくても快適に生活できます。
大気汚染が深刻な時期がある
マレーシアには、毎年ヘイズ(煙害)が発生する時期があり、大気汚染が深刻になります。
ヘイズは、マレーシア国内やインドネシアの焼畑農業が主な原因とされていて、毎年乾季(3~10月)になると悪化します。
酷い時には、視界が悪くなり遠くのものが霞んで見づらくなります。
健康被害も少なくないことから、大気汚染指数が高い場合は学校が休校にあることもあります。
国民健康保険制度がない
マレーシアには日本のような国民健康保険制度がないので、民間の保険に入るか全額自己負担となります。
ただ、外国人が公立病院を利用することは難しく、基本的には医療費の高い私立病院へ行かなければなりません。
私立病院の医療レベルは高水準で安心ですが、費用面を考えると気軽に行ける環境ではないでしょう。
同様に外国人は医療費を自己負担しなければならないドバイですが、長期滞在者には民間健康保険の加入が義務付けられています。
保証内容にもよりますが、一般的に20~30万円のものだと院内完結型で対応してくれるので、キャッシュレスで受診することが可能です。
マレーシアに移住できるVISAの種類
マレーシアに長期滞在するためには、VISAが必要です。
以下では、2022年現在マレーシアで取得できる3つのVISAについてご紹介します。
マレーシアでは近年、VISA取得条件が厳しくなっているので、詳細は必ず移民局もしくは大使館へ確認してください。
起業家・投資家VISA(MTEP)
Malaysia Tech Entrepreneurship Programme(MTEP)という名前のプログラムです。
主に技術分野での起業家及び投資家を誘致して、マレーシアのイノベーションを促進し、国際社会での競争力を高めることを目的としています。
MTEPには以下3つの申請カテゴリーがあります。
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- 新規起業家(New Tech Entrepreneur)
- 既成起業家(Experienced Tech Entrepreneur)
- ベンチャーキャピタル(Tech Investor)
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新規起業家として申請する場合の条件は以下の通りです。
- 創業者または共同創業者で、まだ実績がない外国人であること
- 技術的なビジネスアイデアを明確に持っていること
- 市場機会及び資金確保の計画について説明できること
- 最低RM5万の預金があること
- 居住国での犯罪歴がないこと
- マレーシア政府が指定する条件を満たしたスポンサーから個人保証書・賃貸契約書を取得すること
VISAの有効期限は1年で、その後更新可能です。
[box class=”box33″ title=”注意点”]
基本的に、サイバーセキュリティやロボティクスなどの技術分野が対象となります。
トレーディングやコンサルティングサービスなどの分野では、申請できません。
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ベンチャーキャピタルとして申請する場合は、以下の条件になります。
- 創業者、共同創業者、もしくはマレーシアのベンチャーパートナーであること
- 最低RM1000万のファンドがあること
- マレーシア証券取引委員会にVenture Capital Management Corporations(VCM)として登録していること
- 技術的なビジネスアイデアを明確に持っていること
- 市場機会及び資金確保の計画について説明できること
- 最低RM5万の預金があること
- 居住国での犯罪歴がないこと
- マレーシアのスポンサーもしくは個人から宣誓書を受け取ること
VISAの有効期限は5年で、更新可能です。(既成起業家も同様)
リタイアメントVISA(MM2H)
宗教や語学力、職歴は関係なく、条件を満たしていて指定額以上の財産・収入証明があれば、誰でも申請できるので、最も人気があるVISAです。
[alert title=”注意”]
2021年10月に大幅な改正があり、申請条件が非常に厳しくなりました。
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マレーシア企業への投資が認められている他、条件付きで就労することも可能です。
以下、申請条件です。
- マレーシア国外の収入が月
RM1万→RM4万以上であること - マレーシア国内で
RM15~30万→RM100万以上の定期預金をすること - 定期預金に使用できる
RM35~50万→RM150万以上の流動資産を保有していること - 母国もしくは居住国で犯罪歴がないこと
その他にも、MM2H取得者がマレーシアの人口の1%を超えないように制限されたり、有効期限が10年から5年に短縮されたりと、VISA取得のハードルが高くなりました。
そのため、VISAが取りやすく、節税効果も高いドバイなどの他国へ移住を考える方が増えています。
就労VISA(Employment Pass)
マレーシアの会社で働く社員が、就労するために申請するVISAです。
起業家や専門職の幹部として申請できるタイプもあります。
有効期限は1~5年で、給与の月額によって変わります。
マレーシア移住までの手順
以下では、マレーシアで起業または投資をする際の、移住手順を解説します。
スムーズに移住するためにも、あらかじめ移住条件や手順を理解しておきましょう。
起業・投資の開始
マレーシアで起業する場合、大まかに以下の手順で進めます。
- 法人名の決定・申請
- 取締役や株主の選定
- 定款とその他必要書類の作成
- 法人設立登記
- 法人用口座の開設
- 資本金の送金・増資
- 必要なビジネスライセンスの取得
マレーシアで認められている会社形態は、現地法人・外資系企業の支店・駐在員事務所の3つです。
[box class=”box33″ title=”法人設立のポイント”]
手続き面、税金面で有利な現地法人で、Company Limited by Sharesという株式会社のような形で法人設立をするケースが多いです。
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マレーシアで投資する場合の流れは、以下の通りです。
銀行口座の開設には、長期VISAの提出を要求されることがあるので、先にVISA申請することを推奨します。
- 銀行口座の開設
- 投資商品・金融商品・不動産などの購入
- 不動産の場合は、物件の引き渡し
2020年以降、条件や必要書類が大きく変更されていて不明確な点も多いので、エージェントを利用した方がスムーズでしょう。
VISA申請・入国
マレーシアのVISA申請に必要な書類を以下にまとめるので、参考にしてみてください。
必要書類(新規起業家)
- パスポート
- 履歴書
- 事業計画書
- 銀行の取引明細書(過去3ヶ月分)
- 無犯罪証明書
- スポンサーからの個人保証書・賃貸契約書
必要書類(MM2H)
- パスポート
- 申請理由を記載したカバーレター
- 履歴書
- 銀行の取引明細書(過去3ヶ月分)
- 収入証明書
- 無犯罪証明書
- 健康状態申告書
アパート契約
マレーシアでアパートを契約する際は、直接オーナーと交渉しても問題ありませんが、最初は不動産を利用した方が安心です。
内覧した後に手付金(家賃1ヶ月分)を払い、仮契約をしてからデポジット(家賃2ヶ月分)や契約書作成代などを支払って本契約をします。
マレーシア移住をおすすめできる人
以下では、マレーシア移住はどのような人におすすめできるのか解説します。
当てはまる人は、マレーシアへ移住することでより人生をより良くできるかもしれません。
のんびりした生活がしたい人
マレーシアは年間の最高平均気温が30℃程度で、一年を通して常夏であるため日本より過ごしやすい気候です。
マレーシア国民も穏やかな人が多く、親日国家でもあるので平和な雰囲気の中でのんびり生活することが可能です。
また、地理的に地震や台風などの自然災害もほとんど発生しないので、そのような意味でも快適に過ごせます。
時差の少ない国でビジネスをしたい人
マレーシアと日本の時差は1時間なので、日本の時間軸で仕事をすることが可能です。
オンライン会議のスケジュールを組むのにもほとんど影響がないので、海外のビジネス拠点として非常に適しています。
ビジネスマンの多いドバイと日本の時差は5時間で、マレーシアより時差が大きいです。
しかしながら、5時間程度であれば日本の取引先とコミュニケーションを取ることは可能で、多くの日本人がインターネットを利用してドバイで問題なく仕事をしています。
海外で起業したい人
マレーシア政府は、自国の経済発展を促すために外国企業を積極的に受け入れています。
基本的に外資100%での進出が認められており、ハイテク産業などの最先端技術関連のビジネスだと法人税の一部もしくは全額免除を受けることができます。
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ただし、マレーシアの国家権益に関係するエネルギー供給や防衛などに関連する事業は、外資30%もしくは49%までの制限があります。
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そのため、法人設立のハードルが低く、海外で起業をしたい人におすすめです。
起業家に優しいといわれるドバイでも、外国企業を積極的に誘致していて、フリーゾーンという経済特区で起業すると、外資規制がほとんどなくなるため、起業家にとって魅力的です。
マレーシア移住をおすすめできない人
以下では、マレーシア移住をおすすめできない人の例をご紹介します。
移住後、「こんなはずじゃなかったのに…」とならないように事前に把握しておきましょう。
日本製にこだわりがある人
物価の安いマレーシアですが、輸入品の値段は高めです。
例えば、マレーシアでは国産車の売り上げを保護するため、外国車である日本車には高い関税をかけていて、価格は日本の2倍です。
また、日本米は5kgRM120〜150(約3700~4600円)、味噌は1kgRM15~20(約460~620円)程度でマレーシアの物価を考えると割高です。
そのため、日本製にこだわりのある人が移住すると不便を感じるかもしれません。
異なる価値観・習慣を受け入れられない人
マレーシアでは、国民の約6割がイスラム教徒なので、価値観や習慣が日本とかなり異なります。
例えば、モスクでお祈りをするために社員が外出しなければならなかったり、お酒や豚肉がタブーであったり、不浄な左手で握手を求めてはいけなかったりします。
このようにマレーシアでは、日常生活から気を付けなければならないルールやマナーが多いです。
「郷に入っては郷に従え」と考えられない人は、マレーシア移住に向いてないかもしれません。
国民の8割がイスラム教徒であるUAEも、マレーシアのように生活する上での制約がたくさんあります。
しかし、ドバイでは人口の8割以上が外国人なので、宗教的に寛容なエリアとなっています。
マレーシア移住に関するQ&A
海外への移住は、人生の一大イベントです。
特に海外生活が初めてだと、不安に感じることも多いでしょう。
以下では、マレーシア移住に関する質問を2つご紹介させていただきます。
マレーシア移住にかかる費用はどのくらいですか?
起業(現地法人)する場合は、まずVISA取得のためにRM5万(約150万円)以上の資金が必要です。
また、マレーシアでは業種によって最低資本金が異なりますが、製造業の場合は最低RM50万(約1500万円)です。
その他に、登記手続きでRM1000(約3万円)などがかかります。
投資する場合は、RM150万(約4600万円)以上の資産とRM4万(約120万円)以上の収入が必要です。
どちらのケースも、移住前で他にかかるのは、航空券代、医療保険代(オプション)、住居が決まるまでの宿泊費代などでしょう。
別途、エージェントに依頼をする場合は、契約料(50~150万円程度)も用意しなければなりません。
マレーシアはイスラム教徒が多いですが、お酒は買えないのですか?
マレーシアは多民族国家なので、国内でお酒を購入すること自体は可能になっています。
しかしながら、酒税が高く設定されていてビール1缶あたりRM6~10前後(約180~310円)と、かなり高いです。
また、飲める場所もバーやレストランなどと限られているので、お酒好きの方は注意するようにしてください。
【まとめ】マレーシア移住のメリットや条件
マレーシアは、物価が安く移住しやすい環境が整っている国です。
若い世代も多いので、ビジネス市場としての魅力が高まっており、これからも外国人起業家や投資家の移住が増えていくと思われます。
しかしながら、近年ではMM2Hの申請条件改正やラブアン法人の税制改訂が行われ、業種や法人形態によっては特に税金面で不利になってしまうリスクが高くなりました。
そのため、効率よく海外起業・節税したい方には、ドバイ移住がおすすめです。
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ドバイ総合研究所ではドバイ移住に関する法人設立やVISAの取得などを含む移住サポートをさせて頂いております。
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海外移住によって、皆様の生活がより素晴らしいものとなるよう願っております。
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