「日本人がドバイに移住しても仕事はあるの?」
「ドバイで仕事するなら英語は必要?」
このように悩んでいませんか?
ドバイに移住したいけれど、仕事が見つかるか不安ですよね。
また、コミュニケーションの方法や給与・待遇がわからないと、なかなか一歩が踏み出せないその気持ちはよくわかります。
この記事では、日本人でもドバイで仕事を探す方法やドバイの仕事事情を詳しく解説していきます。
移住する前に知っておきたいポイントについても触れているので、ぜひ参考にしてください。
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ドバイへ移住しても仕事は豊富にある
ドバイは観光産業を軸に多くの国から企業が流入しているため、日本人向けの求人情報が豊富にあります。
ホテルやレストランで日本人観光客におもてなしをする日本人スタッフの募集や、寿司職人・美容師の求人も多いのが特徴です。
またドバイに現地事務所を構えている日本の商社やメーカーでも、駐在員の補助役として日本人スタッフを現地採用しています。
さらに、弁護士事務所や会計事務所、不動産関連の海外企業が日本人顧客を開拓するために日本人営業を採用するケースも。
ドバイに日本人や外国人向けの求人が多いのには理由があります。
- 在留邦人数は右肩上がりの傾向
- ドバイ人口の9割は外国人
なぜ在留邦人数が増加傾向にあるのか、外国人が多い理由について詳しくみていきましょう。
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在留邦人数は右肩上がりの傾向
日本人のドバイ移住者は年々増えており、日本企業の進出も右肩上がりの傾向です。
在留邦人数は2016年3,846人から2020年5,057人と4年間で1,200人も増加しています。
※海外在留邦人数調査統計|外務省
増加の理由は、ドバイの収入が高いことや、タックスヘイブンにより全ての事業で法人税や所得税が非課税という点にあるでしょう。
収入が高いだけではなく、日本と同程度の収入だったとしても税金で差し引かれることがないため、給与明細額をそのまま手取り額として受け取ることが可能です。
法人税が非課税であることによって、企業は利益を100%受け取れるので、拠点をドバイに移すだけで収益向上につながります。
個人・法人に限らず、非課税であることが在留邦人数の増えている大きな要因でしょう。
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ドバイ人口の9割は外国人
2016年の調査によるとドバイの人口270万人の内訳は自国民9%・外国人91%と、9割以上が外国人いう結果になっています。
※UAE概要|経済産業省
外国人に会うよりも、現地人に会う方が稀といっても過言ではありません。
国として外国企業の誘致をおこなったり、外国人労働者を積極的に受け入れたりすることで経済を発展させてきたことが、ドバイの外国人比率が高い要因です。
外国人労働者が多いことから、コミュニケーションは主に英語を使用するため、アラビア語になじみのない日本人にも住みやすい環境といえるでしょう。
ドバイで仕事を探す方法
実際にドバイで仕事を探す方法をご紹介します。
- 王道は駐在員
- 求人サイトで探す
- 人からの紹介
- エージェントに登録して案件を紹介
現在の勤務先から駐在員としてドバイ支社勤務になる場合もありますが、一から仕事を探す方法としては求人サイトや紹介が利用できます。
それでは、それぞれの方法について詳しくみていきましょう。
王道は駐在員
2021年時点でドバイに支店や現地法人などがある日本の企業拠点総数は297あり、日本人移住者の多くが日本企業の駐在員としてドバイで仕事をしています。
※海外進出日系企業拠点数調査|外務省
ドバイに移住して仕事をするなら、駐在員は王道といってもいいでしょう。
駐在員として働く場合、現在勤務している企業からドバイ支社に転勤する以外に、日本の求人サイトで海外駐在の案件を探す方法もあります。
求人サイトで探す
日本の海外転職サイトや現地の求人サイトで、ドバイの仕事を探すことができます。
職種が限られていたり案件の数が少なかったりと、ややハードルは高いです。
しかし、日本人が経営している企業の募集もあるため採用も期待できるでしょう。
日本の転職サイトでも海外求人に特化したものがあるため、自分のキャリアや経験にあわせて複数のサイトを活用しながら情報収集をおすすめします。
現地・アラブ首長国連邦の求人サイト「Bayt.com」には、ドバイの企業や販売の仕事が多く掲載されているので、あわせてチェックするとよいでしょう。
人からの紹介
ドバイなどの中東では、コネクションを利用した海外就職が多くおこなわれているため、友人や知人に紹介してもらうのも仕事探しの方法です。
友人知人に仕事を探している旨を積極的に知らせることで、幅広く求人情報が集まってくる可能性があります。
ドバイの企業に勤める友人知人がいない場合には、フェイスブックやドバイ在住者向けのコミュニティに参加してコネを作るのも有効です。
TwitterやLinkedinなどのSNSを利用することで、コミュニティが広がる可能性もあるため上手に活用しましょう。
エージェントに登録して案件を紹介
転職エージェントによっては非公開求人を持っている可能性があるため、エージェントに登録して案件を紹介してもらうのもおすすめです。
海外求人に強いカモメアジア転職やマイナビ転職グローバルなど、主要なサイトに登録してエージェントと相談しながら求職活動を進めていきます。
自分にあった条件を探しやすい反面、件数が絞られてしまう傾向にあるため、複数のエージェントに登録するとよいでしょう。
また、転職エージェントなら転職の悩み相談や、内定後の給与交渉のサポートもしてくれるので安心です。
ドバイで仕事をするなら英語が必要
ドバイは過去にイギリスの植民地であったことや、外国人労働者が人口の9割をしめることから、ビジネスシーンでは英語をメインに使用しています。
日常的なコミュニケーションは英語でおこなうため、英語の習得は必須です。
働いている人の出身地はさまざまで第二言語として英語を話す人が多いため、ネイティブで完璧な英語を求められるプレッシャーは少ないでしょう。
しかし、日常生活ではつたない英語でも問題ありませんが、仕事でコミュニケーションを取るためにはビジネス英語以上が基本といえます。
ドバイで働く人の平均年収
ドバイの平均年収は1,000万円以上といわれています。
しかし、現地人の公務員などが国全体の平均を引き上げていることが高額の理由です。
現地の大富豪は年収2,000万円以上、ドバイで働く出稼ぎ労働者の年収は88万円といわれており、所得格差が問題になっています。
平均年収だけをみると魅力的に思えますが、実際には収入格差が大きく、外国人労働者が高収入を得るのは難しい状況です。
ただし、外国人労働者であっても、ある程度のキャリアや資格などを持っている場合には、高額年収をねらえる場合も。
ドバイは税金面での優遇もあり、所得が非課税なので日本と同じくらいの給与額だったとしても税金で引かれることがありません。
年収が同じでも手元に残るお金が多いのが、ドバイで働く魅力の一つといえるでしょう。
ドバイの通勤事情
ドバイはインフラが整っており、通勤には下記の乗り物が利用できます。
- 車
- タクシー
- 地下鉄
- バス
- トラム
ドバイの夏は厳しく、外気も40度を超えるため、基本的には車やタクシーを使う人が多いです。
タクシーの運賃は日本よりも安く、ドバイ市内はコンパクトで移動距離も短いため車を持っていなくてもタクシーを利用すれば問題ありません。
ただし、ドバイは車社会といわれており、通勤ラッシュの混雑にはまってしまうと時間通りに移動できない可能性もあるため注意が必要です。
渋滞を回避して時間通りに移動するなら、地下鉄・バス・トラムがよいでしょう。
地下鉄やトラムは新しく、車内もキレイなので快適に移動できます。
公共交通機関は料金も安く利用しやすいですが、ドバイ全体を網羅しているわけではないため勤務先によっては利用できない可能性もあります。
ドバイで働いている人の平均残業時間
アラブ首長国連邦の連邦労働法により、ドバイの時間外労働は1日2時間と決められているため、平均残業時間も2時間以内となっています。
労働時間にも規定があり、いかなる場合でも3週間で144時間を超えてはならないとされているため、日本よりも働きやすい環境かもしれません。
さらに、ラマダンの期間中は労働時間を1日2時間短縮するといったドバイならではの法律もあります。
休暇や時間外労働による賃金の割増率についても法律で定められているため、安心して仕事ができるでしょう。
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移住するためには就労ビザが必要
ドバイに移住して仕事をするには、入国前に雇用ビザ(労働許可)、入国後に居住ビザの取得が必要です。
30日以内の観光目的の滞在ではなく長期滞在する場合、ビザは必須なので忘れず手続きしましょう。
ドバイは外国人労働者なしには経済が成り立たないため、基本的には外国人でも就労ビザが取りやすいといわれています。
外国人の場合、下記の流れで手続きをおこないます。
- 雇用主を通じて雇用ビザを取得
- メディカルチェックを受ける
- エミレーツIDを取得
- 居住ビザを取得
事前に雇用主の指示通り必要書類を送ることで、入国時には雇用ビザが取得できるでしょう。
申請にあたり1カ月程度、ドバイ政府にパスポートを預けるため事前に滞在先を押さえておくと安心です。
弊社Logical XはVISA取得や物件探しを含む様々な面で移住のご相談を受け付けています!
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ドバイへ移住する際に知っておきたいポイント
ドバイで生活するうえで知っておきたいポイントを2つご紹介します。
- イスラム教への配慮
- 賃貸は年払い
ドバイを含むアラブ首長国連邦は、人口の8割近くをイスラム教が占める「イスラム教の国」です。
日本人にはなじみのないルールもあるため、移住先で困らないためにも理解しておきましょう。
イスラム教への配慮
ドバイは人口の9割が外国人のため、アラブ首長国連邦のなかでも比較的イスラム教色の弱い地域です。
しかし、本来はイスラム教の国であるため独自のルールが存在しており、外国人であっても配慮が必要になります。
- ラマダンと呼ばれる断食期間がある
- 豚肉を食べてはいけない
- 飲酒にはルールがある
イスラム教にはラマダンといって、日の出前から日没まで飲食をせず善行や宗教的実践に励む期間があります。
異教徒であればラマダンに参加したり豚肉禁止にしたりする必要はありませんが、飲食時の配慮は必要でしょう。
また、イスラム教徒は飲酒が禁止されているため、ドバイ国内でもお酒を提供している場所は限られています。
決められた場所で飲むのは問題ありませんが、公共の場に持ち込んだ場合には罪に問われる可能性もあるため注意が必要です。
日本とは異なる文化があることを知ったうえで、イスラム教への配慮を忘れずに行動しましょう。
賃貸は年払い
ドバイで賃貸契約する場合、1年分の家賃を前払いする物件が多いのが特徴です。
オーナーによっては分割払いを認めているケースもありますが、年払いよりも合計金額が高くなりやすい傾向にあります。
日本と同様に家賃以外の保証金や仲介手数料といった費用も必要になるため、初期コストが高額になる可能性があることを知っておきましょう。
英語が不慣れな日本人と判断した場合、高額な費用を請求されることもあるため、契約内容をしっかり確認したうえでサインをおすすめします。
まとめ
今回は、ドバイに移住する際の仕事の探し方や英語の有無、給与・待遇について解説しました。
ドバイの経済発展に外国人労働者は欠かせない存在で人口の9割は外国人、在留邦人数も年々増えています。
ドバイで仕事をするにはビジネス以上の英語スキルは必要ですが、給与の手取りが高く通勤・残業といった仕事環境も良いため、仕事をしやすい国といえるでしょう。
仕事は求人サイトやエージェントで探すほかに、ドバイでは紹介やコネ入社も一般的なので、積極的にSNSなどを活用して人脈を広げていくのもおすすめです。
仕事を含めて移住をサポートしてくれるサービスもあるため、詳しいことを知りたい・相談したい方は無料相談を活用してみるのもいいでしょう。
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