台湾移住に興味をお持ちでしょうか?
台湾移住を果たすことで、今よりもよい暮らしができるかもしれません。
理由としては、日本よりも低い税率や物価の安さが挙げられます。
無駄な支出を抑えて、効率的な生活ができるようになれるでしょう。
近年では手ごろな移住先として、台湾は密かに人気を集めています。
先行き不安な日本の経済状況などを考えても、
日本以外に生活拠点を持つことは非常に重要です。
今回は、そんな台湾移住に関する条件やメリットについて徹底解説していきます。
[box class=”box29″ title=”簡単にまとめると”]
- 台湾の税金は日本よりも安い
- 治安が良い
- 物価が安い
- 支出を抑えた生活が出来る
- 事業者にもおすすめ
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台湾について
台湾移住のステップを説明する前に、簡単に台湾という地域について説明させて頂きます。
台湾は、東京から西に2100km進んだ場所にある島です。
時差は、一時間遅れになります。
面積は、日本の九州地方ほどの大きさですが、都市の顔と自然豊かな一面の両方を持ち合わせています。
年中温暖な気候や日本との関わりが深いことから、日本人から大きく人気を集めています。
主に使われている言語は、北京語と台湾語ですが、観光地であれば、日本語や英語を理解できる人も多い印象でした。
台湾移住にはどんなメリットがあるの?
台湾は、日本と似ている点も多く、沢山のメリットが存在します。
以下のメリットは、実際に台湾に移住した方のお話から、抜粋させて頂きました。
諸外国に比べて、台湾には、日本人として最低限求めたい要素が、しっかり内包されています。
治安が良い
台湾は、世界的に見ても治安が良く生活しやすい国です。
監視カメラの多さや国民性によって、治安が維持されていると考えられます。
しかし、観光客を狙ったタクシーでの犯罪や窃盗も報告されているため、油断は禁物です。
医療水準の高さ
台湾の医療は、高水準の上に、医療費もお手頃です。
台湾在住の場合、医療費の自己負担は60%で、1000円程で診察を受けることが出来ます。
日本以外の国では、医療費が高いことが多いため、高水準な医療を手ごろな価格で受けれるのは非常に珍しいです。
税金が安い
上記で医療費の話に触れましたが、台湾は社会保障が十分である割には、税金は安めです。
営業税と呼ばれる消費税扱いのものは、5%です。
法人税は、約50万円以下の所得であれば0%、50万円以上の所得で20%の課税となります。
個人の所得税は、日本と同じく累進課税が取られており、5%~45%が所得額に課せられます。
[box class=”box1″]ちなみに、台湾移住を検討される方でよく候補に上がるのはドバイです。
所得税・法人税が、金額に関係なく一律0%のため、
税金対策で移住される方にはドバイ移住が非常におすすめです。
治安も良く、物価も思ったよりは、抑えめでした。[/box]
また、他の地域の移住に関する記事はこちらにまとまっています。気になる方はぜひ参考にして下さい。
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食事のクオリティが高い
台湾の食事は、日本人の舌に合いやすいと言われています。
米が主食で、野菜炒めや揚げ物などがよく食べられます。
また、諸外国に比べ、価格の割に美味しいことが多いです。
ローカルフードであれば、500円ほどで満足できます。
台湾料理には、八角と呼ばれる調味料など一部、日本人には、親しみずらいものが使われている場合があります。
独特な味や臭いには、慣れる必要があるかもしれません。
下記の食事は、実際に台湾で食べることが可能なものです。
すき焼きのようなものや、卵かけご飯も、台湾で楽しめてしまいます。
日本以外の国で、このクオリティのものを食べるのは、通常、困難です。
台湾の食水準の高さに脱帽です。
物価が安い
台湾の物価は、日本よりも安いです。
タクシーが初乗り300円からであったり、ホテルが3000円から泊まることができたり、生活にかかるコストは低いです。
特に食費に関しては、日本の2/3ほどで済ませることができます。
日本だと、1000円近くするかき氷も台湾の場合、200~400円程で食べれてしまいます。
上記のように、台湾では、支出を抑えて生活することができます。
台湾移住にはどんなデメリットがあるの?
日本と似ている台湾にも、デメリットはもちろん存在します。
以下では、台湾での生活中に感じたデメリットをまとめました。
台湾移住後に後悔をしないように、デメリットもしっかり理解していきましょう。
蒸し暑い気候
台湾は、一年中温暖で冬も過ごしやすいです。
しかし、夏の都市部では、蒸し暑く、外を歩くことが苦しいと感じる場面が多々ありました。
また、交通量も非常に多く、バイクの排気ガスとコンクリートの照り返しが合わさり、日中の都市部は、かなり過酷でした。
交通事故
台湾では、バイクを中心にラッシュ時は、道路がお祭り並みに混み合います。
運転マナーは、お世辞にも良いとは言えず、交通事故も多発しています。
初めて信号のない道路を横断しようと試みたときは、
交通量が多すぎて、どのように横断すればいいか迷ってしまいました。
大気汚染
都市部は、バイクの排気ガスが蔓延しています。
また、風も吹きにくいため、空気がよどんでいます。
喘息持ちの私には、夏の台湾都市部は、かなり過酷でした。
しかし、台湾中心部から離れた山間部だと、空気がとても澄んでいて心地よかったです。
上の画像は、台湾ではありませんが、この画像と同じくらい、道は混みあいます。
平均給与が低い
台湾は、物価が安く生活しやすいですが、その分平均給与も低いです。
日本人の平均給与が、38万円ほどなのに対して、台湾人の平均給与は17万円と言われています。
台湾にお金を稼ぐために移住するというのは、厳しいと感じました。
特殊な社会情勢
台湾は、中華人民共和国から独立した地域とするのか、それとも、中国の一部なのか、今も議論が繰り広げれています。
中国政府の動きにもよりますが、今後、台湾が香港のように中国政府と板挟みになり、
騒動が起きてしまう可能性もゼロではありません。
台湾移住には、政治的なリスクが付随してくることを理解する必要があります。
台湾に移住できるVISAの種類
台湾に移住するためには、居留VISAが必要です。
しかし、VISAと言っても様々な種類があります。
以下では、2023年現在、有効なVISAを紹介させて頂きます。
台湾移住を成功させるためには、自分にあった最適なVISAを選ぶことが非常に大切になっていきます。
就労VISA
台湾の現地企業、もしくは台湾に支社のある企業に、雇用してもらい、社員として、会社にVISAを発行してもらいます。
申請費用は、雇用主が支払うことになります。
そのため、社員としてのVISA発行の条件は、他のVISAに比べて厳しめです。
大卒と、数年間の実務経験が求められる場合がほとんどです。
また、業種に応じて専門的な知識が必要となります。
期間は、会社による雇用が終了するまでです。
起業家VISA
台湾で法人を設立し、その法人を通して、自分のVISAを発行するという流れになります。
社員をどれだけ雇うかによって、必要となる資本金は変わってきます。
社長一人のみの、VISA発行が目的であれば、資本金、日本円で約200万円から可能となります。
[box class=”box33″ title=”法人開設、維持の注意点”]
- 日本円で約1200万円相当の売り上げが必要となる場合があります
- 申請費用は、資本金と合わせて250万円ほどになります
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芸術家VISA
芸術に関わる職についている場合、芸術家VISAの対象となる場合があります。
台湾政府が認めた場合、VISA発行となり、3年間アーティストとして台湾国内で活動することが出来ます。
芸術家の例としては、以下が挙げられます。
1. 創作活動を行う作曲家、作詞家、画家、彫刻家、工芸家、著述家、 写真家等の芸術家
2. 音楽、美術、文学、写真、演劇、舞踏、映画、 その他芸術上の活動について指導を行う者、プロデューサーやディレクターなど
提出の際には、詳しく活動内容を報告する必要があり、
キャリアの長さや、どれくらい影響力があるのかなどもVISA発行の判断材料となります。
就業ゴールドカード
労働・居住の許可に加えて、台湾国内で、フリーランサーとして活動できるようになります。
起業家VISAや社員VISAの場合、所属先(会社)が必要となりますが、ゴールドカードの場合、所属先は必要ありません。
そのため、会社に解雇されて強制帰国になるといった心配もありません。
申請方法は、他のVISAに比べ非常にシンプルで、専用ウェブサイトのみで申請が完了します。
社会保険も、申請者に付属し、更に申請者の扶養家族にも付与することが出来ます。
現段階で、台湾最強のVISAと言えるでしょう。
しかし、取得条件も難しいです。
取得可能な業種は、以下9分野に分かれます。
経済、金融、文化芸術、建築設計、国防、スポーツ、法律、ハイテク(科学技術)、教育。
上記に該当しない分野の方は、残念ながら申請することができません。
それぞれ分野ごとに、申請条件も変わりますが、
共通の条件として、最新の月収が、約66万円相当であることが求められます。
詳しい要件は、台湾政府のHPをご覧くださいませ。
台湾移住までの手順
台湾移住までの条件や手順を、こちらで徹底解説していきます。
この項目を読み逃すと、台湾移住の際に大きな問題が生じます。
多少難しい話ではありますが、内容理解に努めていきましょう。
仕事を決める
台湾移住の際に、最も重要になるのが、どの職に就くのかという問題です。
なぜなら、台湾は平均給与が、日本よりも低く、職を見つけるのが大変なためです。
また、職業によって発行できるVISAが変わってきます。
ご自身でビジネスを立ち上げられる方は、台湾国内で法人立ち上げ後、会社の代表としてVISA発行をします。
被雇用者の方の場合は、雇用主にVISA発行を依頼しましょう。
VISA申請
職が決まると、大方どのVISAを申請するか絞ることが出来ます。
通常、台湾で生活する場合、居留VISA、労働許可の申請が必要となります
各VISAに応じた、必要書類を提出し、VISAの許可が下りるのを待ちましょう。
台湾でのVISA申請では、それぞれ以下の書類が必要となります。
必要書類(被雇用者の例)
- パスポートのコピー
- VISA申請書
- 3.5cm×4.5cmの証明写真2枚
- 労働許可書
- 申請費用(約10,000円)
必要書類(起業家の例)
- 資本金200万円相当の証明書
- オフィスの登記書類
- 会社印鑑
- 会社登録票
- 会計士の署名
- パスポートコピー
- VISA申請書
- 3.5cm×4.5cmの証明写真2枚
起業家として、VISAを取得する場合は、法人設立のステップも踏むことになるので、必要な書類が増えます。
また、法人設立エージェントに依頼する場合、50~100万円ほど追加で掛かると考えたほうが良いでしょう。
台湾で、法人設立&移住をするには、合計350万円ほどを用意したいところです。
台湾での法人設立には、ある程度、費用がかかってしまいます。
コスパ良く、海外に法人設立したい方は、ドバイ移住費用の記事をご覧ください。
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入国
居留VISAの申請が通った場合、台湾に入国が可能になります。
現在、台湾はコロナウイルスの影響により、VISA無しの入国(観光)は禁止されています。
また、入国の際は、PCR検査結果の提出と一週間の隔離が義務付けられています。
世界的に見ても、台湾の感染症水際対策は徹底しています。
居留カード申請
居留VISAの申請が通り、台湾に無事入国した後には、居留カードというものを発行しなければいけません。
こちらは、台湾国内で使用できる、身分証明書になります。
基本的に、電話回線や住宅契約などの際に必須となります。
住宅契約
最後に、居留カードを使い、住宅を契約しましょう。
台湾は、不動産バブルを迎えていると言われていますが、東京の中心に比べると、価格は抑えめです。
台湾の中心地、台北でも、東京の郊外や地方都市と同じくらいの家賃です。
また、礼金が存在せず、敷金も返金される場合が多く、日本よりもお得に物件を借りることもできます。
台湾移住をおすすめできる人
以下では、台湾移住をおすすめできる人の例を紹介させていただきました。
ご自身の状況に照らし合わせて、移住によってメリットを享受できるかどうか、考えておきたいところです。
台湾が大好きな人
台湾の食文化や民族文化が大好きで、台湾にいつか移住してみたいと切望している人には非常におすすめできます。
台湾には、観光地が沢山あり、国内旅行も非常に楽しめます。
生活コストが日本よりも低いことや、飛行機で3時間で、日本に戻れることなど、
移住に関してのハードルは非常に低いです。
自身で生計が立てられている人
台湾は、平均給与が低いため、現地で就職して生計を立てるというのは、日本で働く場合に比べておすすめできません。
しかし、自身でビジネスを展開し、生活できるとなれば、話は別です。
税金が安い、社会保障が厚い、日本から近い、食事のレベルが高いなど様々なメリットを享受できます。
更に、日本の生活と比べて、支出を抑えることが出来ます。
台湾での仕事のツテがある人
以上にもある通り、収入の課題をクリアできれば、台湾移住は、魅力的なものになります。
自身で起業をすることまでいかなくても、
台湾に知人がいるなど、仕事のツテがあれば非常におすすめできると言えるでしょう。
台湾移住をおすすめできない人
以下では、台湾移住をおすすめできない人の例を紹介させていただきます。
台湾以外にも、日本人へおすすめできる移住先は沢山ありますので、他の移住先も、比較検討できると失敗しづらいかもしれません。
当ブログでも、様々な地域への移住について、まとめていますので、是非ご一読くださいませ。
台湾での仕事のツテがない人
逆に、台湾で就職先などを確保せずに移住するというのは、非常に危険です。
日本国内で、インターネットなどを利用して、事前に就職活動を進める必要があるでしょう。
また、安定した仕事を確保できずに、現地でリストラを言い渡されると、強制帰国になってしまうため、気を付けましょう。
潔癖症の人
潔癖症な人は、台湾移住は過酷かもしれません。
台湾は、高温多湿な上に、日本と比べ、インフラが整っていません。
実際に、街を散策すると、ゴミが散乱していたり、虫が多く生息していた印象を受けました。
また、トイレットペーパーを水に流すことができない場合多く、まだまだ街に改善点が存在することも確認できました。
しかし、昔の日本のようなノスタルジーを感じることもできたので、昔の日本に戻りたいという人にはおすすめです。
日本のスタンダードで暮らしたい人
台湾には、漢字が使われていることや人が暖かいことなど、日本に似ている点が沢山あります。
しかし、お店の店員さんが、営業中にスマホに夢中であったり、時間がルーズであることなど、日本では考えられないことも起こります。
郷に入っては郷に従えではないですが、台湾人の感性に歩み寄る必要があることも、時に存在します。
寛大な心で生活できると、台湾移住を心から楽しめると思います。
台湾移住に関するQ&A
海外移住は、通常であれば、人生の一大イベントです。
中には、不安で仕方がないという方もいらっしゃるかも知れません。
以下では、よく聞かれる質問や、実際に私が台湾移住を検討した際に疑問を持った点を紹介させていただきます。
台湾移住にかかる費用はどのくらいですか?
自身で法人を設立し、その会社からVISA発行をした場合は、
渡航費、住宅契約前のホテルなども含め350万円ほど掛かる見込みです。
被雇用者としての移住の場合、雇用主によって多少変動しますが、
航空券や移住前のホテル代、PCR検査費用のみの負担が考えられます。
15万円ほどではないでしょうか。
また、会社によっては、全額負担をしてくれる場合もあるので、
どこに勤めるのかというのも非常に重要になってくるでしょう。
台湾移住にかかる期間はどのくらいですか?
申請するVISAによって変わってきます。
起業家扱いでのVISAなら、準備期間が長いため、3ヶ月ほどは最低でも考えておきたいです。
社員としてのVISAであれば、これまた雇用主によって変わってきます。
ゴールドカードであれば、比較的早く、1~2ヶ月ほどで移住が出来ます。
しかし、台湾は、現在コロナウイルスの影響で観光客の受け入れやVISA無しの入国を拒否しています。
また、VISAの申請自体も厳しくなっているため、通常よりも所要期間が長いことが予想されます。
台湾移住は難しいですか?
台湾移住は、諸外国に比べると、多少ハードルがあるかもしれません。
なぜなら、VISA発行の条件が厳しいためです。
しかし、移住後の生活に焦点を当ててみると、非常に暮らしやすいと考えられます。
物価は安く、親日な人も多く、日本からも近いので、諸外国と比べてストレス無く生活できると思います。
総合的に見ると、台湾は移住しやすいと言えるでしょう。
【まとめ】台湾移住のメリットや条件
台湾移住には、税金が安い点に加え、日本人が移住しやすい地域であるというメリットがあります。
初めての海外移住をされる方には、非常におすすめな国だと言えるでしょう。
しかし、政治的なリスクを内包していたり、衛生面に問題を感じる場面もあります。
それぞれ国ごとに、メリット・デメリットを考慮し、自分に合った移住先を選べるようにしましょう。
皆様が移住によって、よりよい生活が送れるように願っております。
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