「ドバイへの旅行を計画しているんだけど、治安は良いの?」
「ドバイって英語は通じるのかな?」
このように悩んではいませんか?
ドバイは世界中から観光客が集まる国際都市で、コロナ前には毎年1,500万人以上が訪れていました。
Euromonitor Internationalが作成した世界の観光都市ランキング(2022年)でも、ドバイは第2位にランクインしています。
そんなドバイですが、いざ旅行に行くとなると、中東という地理的条件から治安が心配になりますよね。
ましてや中東地域への渡航が初めてだと、事前に治安状況を詳しく調べる方も多いと思います。
この記事では、ドバイの治安について在住者の私が実体験をもとに解説していきます。
結論!ドバイは治安が良い
早速本題に入りますが、政情不安が懸念される中東において、ドバイは最も治安の良いエリアの1つとして知られています。
世界経済フォーラム(WEF)による観光競争力レポート(2021年)の安全部門でも、ドバイの位置するUAEは2位となっています。
その治安の良さから、家族で移住する人、初めて海外旅行する人、一人旅をする人など、ドバイを訪れる日本人は年々増えています。
また、日本のパスポート保持者であれば観光目的の渡航の場合はビザなしで30日間滞在できるので、気軽に行ける旅行先としても注目されています。
それでは、公式データや訪れた人の口コミを参考にしながら、ドバイの治安についてもう少し詳しく見ていきましょう。
外務省のデータで確認:危険レベル0
外務省が公式ホームページで発出している情報によると、ドバイのあるUAEの危険レベルは0。
ここ数年を見ても、国内におけるテロ事件の発生は報告されていません。
というのも、2011年以降はUAEの治安当局による安全対策が徹底的に実施されており、国内のテロ組織はかなり弱体化しているからです。
しかしながら、中東地域ではイランやイエメンなど政治情勢が不安定な場所も多くあり、近隣諸国であるUAEでテロが起きないとは言い切れません。
過度に恐れる必要はありませんが、UAEへの渡航に対して外務省が注意喚起している状況は、把握しておいた方がいいでしょう。
訪れた日本人の口コミで確認
旅行サイトで実際にドバイを訪れた日本人の口コミを見てみましょう。
ドバイ市内のたいていの場所は、夜でもたくさん街灯がついて多くのお店もオープンしているので、一人歩きも全然安心です。(4travel.jp)
住んでいる友人によると、日本よりもむしろ治安の点では安心しているとのことです。理由はシンガポールに負けず劣らず罰金大国で町中監視カメラだらけ。(教えて!goo)
このように、ドバイの街は夜でも人通りが多くて明るく、監視カメラに加えて警備員も多く配置されているため、治安はかなり良好だと言えます。
しかしながら、スーク(市場)など外国人観光客で賑わっているエリアでは、強引な客引きがあるので注意が必要です。
ただ、スークでは肩をもって、強引に買い物をさせようとする輩もいるので、スークでは注意が、必要だ。(4travel.jp)
ドバイの中で特に治安が良い場所3選
ドバイは基本的にどこも安全に歩くことができますが、特に治安が良い場所は以下の3つです。
- ジュメイラ(Jumeirah)
- ドバイマリーナ(Dubai Marina)
- ダウンタウン(Downtown)
これらの地区は豪華なドバイのイメージに当てはまる場所で、高級住宅や高級リゾートホテルが立ち並んでいます。
富裕層が多く暮らしていることから、安全管理は徹底されているので犯罪が起きる可能性は極めて低くなっています。
観光地としても有名なエリアで夜遅くなっても人出が多いため、女性の1人旅にもおすすめできる場所です。
特に、ダウンタウン地区はドバイ中心部に位置しており、ブルジュ・ハリファやドバイ噴水など、定番の観光スポットへのアクセスもしやすいです。
そのため、旅行の宿泊先としてはもちろん、外国人移住者の滞在先としても高い人気があります。
ドバイの中で気をつけたい治安が良くない場所3選
治安の良好なドバイですが、治安の良くない場所も存在します。
- ディラ(Diera)
- バール・ドバイ(Bur Dubai)
- ソナプール(Sonapur)
上記のエリアは、インドやパキスタン、バングラデシュなどから出稼ぎに来た移民の低所得者が多く生活している場所となっています。
UAE人の平均年収は1,000万円を超える一方で、海外から来た出稼ぎ労働者の年収は約80万円と、ドバイは超格差社会という現実もあり、低所得層の生活は過酷なものとなっています。
したがって、エリアによっては外国人を標的にした金品目当ての軽犯罪が起きているので、注意するようにしてください。
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ドバイは英語が通じる
ドバイは人口の約90%が外国人で構成されている国際都市なので、公用語として英語が広く使用されています。
UAE人の母国語であるアラビア語も公用語に指定されていますが、マジョリティである外国人は英語でコミュニケーションを取ることが一般的です。
また、ドバイに住むほとんどの外国人は非英語圏出身であるため、発音や文法が多少間違っていても大きな問題にはならないので、英語で会話をする上でのハードルは低いです。
ゆえに、ある程度の英語力があれば、現地でのコミュニケーションに困ることはないでしょう。
ドバイでおすすめの観光スポット
このように、ドバイは治安が良好で外国人にとって旅行しやすい場所であることが、お分かりいただけたかと思います。
以下の記事では、ドバイへ観光に行く際に訪れていただきたいおすすめ観光スポットをご紹介しているので、ぜひご一読ください。
ドバイ観光時の注意点
ドバイは観光地としての魅力が詰まっているエリアですが、訪れる際に注意したい点がいくつかあるので、ご紹介します。
思わぬトラブルに巻き込まれないためにも、事前に確認しておきましょう。
宗教・国への配慮が必要
ドバイが属するUAEは、日本とは文化が全く違う厳格なイスラム教国です。
そのため、旅行で短期間のみ滞在する場合でも、宗教・国への配慮が必要になります。
外国人観光客が事前に知っておくべきイスラム教のルールは、主に以下の通りです。
- 豚肉を食べない
- アルコールを飲まない
- 肌を露出した服装は避ける
- 公共の場で異性とスキンシップを取らない
- ラマダン期間(断食)は日中の飲食がタブー
- むやみに一般人の写真を撮ってはいけない
特に、写真に関しては観光をしているとうっかり撮ってしまいますが、被写体によっては身柄を拘束されることがあります。
基本的に、空港内外・軍事施設・イスラム教礼拝所・インフラ施設などは写真撮影が禁じられています。
また、宗教的な理由で写真に写りたくない女性も多いため、一般市民を撮る場合は許可を取ってから撮影するようにしましょう。
日中は暑く熱中症に注意
ドバイは砂漠地帯を開発して作られた人工都市であるため、日中は暑く日差しがとても強いです。
特に真夏(7~8月)の日中は50度を超えるので、軽い気持ちで外を歩くことは危険です。
また、暑いからといって肌を多く露出する夏服で行動していると、場所によっては入店・入館できず、注意される可能性もあります。
日本では考えられないような酷暑の中で薄着ができないと体温調整が難しいため、日本の夏以上に熱中症には気をつけてください。
ドバイでは、気温の高い日中はショッピングモールなどの涼しい室内で過ごし、気温が下がる夜に外出する文化があるので、現地のスタイルに合わせて行動してみてもいいかもしれません。
スリや置き引きはあることを前提にする
あまり大々的に語られることはありませんが、ドバイでも観光客で混雑しているエリアではスリが多発しているのが現状です。
実際の被害件数に関しての明確なデータは公表されていませんが、日本人で貴重品の盗難にあったなどという被害報告はされているようです。
特に、ドバイモールなど「安全」と言われるエリアでは、ついつい警戒心が弱くなってしまいがちですが、スリや置き引きはドバイでも起こるということを前提に行動するようにしましょう。
席を離れる場合は荷物を置きっぱなしにしない、貴重品は後ろポケットに入れて歩かない、カバンは体の前で持つなど基本的な防犯対策をしていれば、問題ないはずです。
日本よりも飲酒のハードルは高い
宗教的なルールに関連しますが、ドバイではアルコール摂取に対しての規制が厳しく、日本よりも飲酒のハードルが高いということを理解しておかなければなりません。
UEAの法律では、政府の指定する場所(ホテル・レストラン・バーなど)以外での飲酒は固く禁止されています。
現地のイスラム教徒でも飲酒をする人はまれにいますが、指定場所以外の公共エリアでの飲酒は罰則の対象となります。
外国人ということで罪が軽くなったり、見逃されたりすることはなく、実際に観光客が警察に身柄を拘束された事例もあります。
どのような理由であっても違法した場合には、罰金や懲役などの罰則を科されることがあるので、ドバイで飲酒をする際は飲酒場所や飲む量に気をつけるようにしてください。
まとめ
今回は、ドバイの治安について在住者の立場から解説しました。
ドバイは政情が不安定な中東の中では最も治安が良好で、日本人観光客にも自信を持っておすすめできます。
近年では、女子1人旅でも安全に観光できるエリアとして注目されており、海外移住先や留学先としての需要も高まっています。
しかしながら、イスラム教国特有のルールや治安の悪いエリアなど、滞在する上で注意しなければならないこともあります。
ドバイ観光を安全で楽しいものにするために、この記事の内容を参考にして渡航計画を立ててみてください。
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