ドバイに滞在するためには、他国と同様にビザの取得が必要です。ドバイにはビザの種類がいくつかありますが、長期滞在したい際におすすめしたいのが「ゴールデンビザ」です。
今回は、このドバイのゴールデンビザについて、通常ビザとの違いや取得条件などについて詳しく解説していきます。ドバイで長期滞在したい方は、ぜひ最後までご覧になってください。
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ドバイの通常VISAとゴールデンVISAの違い
最初に、ドバイの通常VISAとゴールデンVISAの違いについて確認していきます。下記、ドバイの通常VISA・ゴールデンVISAの違いのリストです。
ドバイの通常VISA | ゴールデンVISA | |
---|---|---|
居住可能年数 | 2年 | 5年~10年 |
家族への適用 | あり(家族ビザの取得が必要) | あり |
UAE国外への滞在 | 6か月以上は不可(半年に最低1回はドバイに入国) | 6か月以上可能 |
まず、ドバイのゴールデンビザでは居住可能年数が「5年~10年」になります。ドバイには永住権の制度が設けられていないため、長期滞在するためにはゴールデンビザの取得が必要です。ドバイの通常VISAの場合だと、居住可能年数は2年となるため、長期滞在には不向きです。
またゴールデンビザの場合、ビザ保有者は家族のスポンサーになることができます。つまり家族分のVISAをゴールデンVISA取得者が発行できます。家族と一緒にドバイに移住したい場合にも、ゴールデンビザは最適といえます。
ドバイの通常VISAでも家族への適用自体はできますが、適用のためには家族ビザの取得が必要です。ビザを取得した場合、居住可能年数は通常VISA保有者と同様の年数になります。
さらに、ゴールデンビザの場合は、UAE国外へ6か月以上に渡り滞在できます。ゴールデンビザを保持したまま海外に滞在できるので、日本で生活することも問題ありません。
これに対して、通常ビザだと半年に最低1回はドバイに入国しないとビザが取り消されてしまいます。このため、実質的に6か月以上の海外滞在ができません。生活拠点を日本から移したくない場合にも、ゴールデンビザはおすすめといえるでしょう。
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ドバイのゴールデンビザの取得条件
ドバイのゴールデンビザの取得条件は、職業や資産状況によって変わってきます。自身の現在の職業や資産状況などに合わせて、条件を満たせるかどうかチェックしていくことが重要です。
今回はゴールデンビザの3種類の取得条件である「不動産投資家」「起業家」「公共投資家(定期預金)」について紹介していきます。
不動産投資家の取得条件
UAEにおいて不動産を取得している場合、「不動産投資家」のカテゴリーでドバイのゴールデンビザを取得可能です。不動産投資家としてゴールデンVISAを取得するための条件は下記になります。
- UAEにおいて200万AED(約8,000万円)以上の不動産を所有している
- 共同所有の不動産の場合、5年VISAを取得するには個人の持分が200万AED以上。3年VISAの取得には150万AED以上でなければならい。
上記の条件から多くの方が200万AEDを目安に不動産をお探しになります。弊社LogicalXは現地の信頼できる不動産会社・エージェントのご紹介も行なっています。ぜひお気軽に公式LINEからお問合せください。
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公共投資家(定期預金)の取得条件
UAEにおいてある一定額の定期預金をしている方は下記の条件を満たすことで最長10年間ゴールデンVISAを申請することができます。
- 定期預金として最低200万AED(約8,000万円)を預け入れ、預入期間が2年以上、利息が0であること。
- 「ゴールデンビザ取得後、2年以上この預金、投資を維持する」という署名をする
- 申請者が有効なVISAまたはパスポートを所有し、ドバイに滞在していること
こちらは不動産投資を検討していない方におすすめのゴールデンVISA取得方法になります。また、こちらは最長10年間のゴールデンVISAが取得できることも大きなメリットになります。
起業家の取得条件
UAEにおいて起業家としてビジネスを展開している場合、「起業家」のカテゴリーでドバイのゴールデンビザを取得可能です。起業家VISAの有効年数は5年間となります。起業家VISAを取得する条件は下記の通りです。
- UAEで50万AED以上の価値があるプロジェクトを展開している
- UAEで認可を受けた事業者に、起業家として承認されている
- UAEの当局が、将来性のあるプロジェクトであると認めている
不動産VISAの取得条件と比較すると、起業家VISAの取得条件はやや抽象的な面があります。実際にUAEの当局や事業者とやり取りする必要もあるので、自力ですべて対応するのは難しいかもしれません。その場合は、ドバイのゴールデンビザ取得代行を扱う専門業者にサポートを依頼した方が良いでしょう。
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ドバイのゴールデンビザに関するよくある質問
最後に、ドバイのゴールデンビザに関してよくある質問について確認していきましょう。取り上げる質問事項は下記の3つです。
- ドバイはゴールデンビザを取れば永住権も取れる?
- ドバイのゴールデンビザで取り消し(失効)はある?
- ドバイのゴールデンビザは日本人でも取れる?
ドバイはゴールデンビザを取れば永住権も取れる?
ドバイには永住権の制度自体が設けられていません。このため、ドバイのゴールデンビザを取得しても永住権を取ることはできない状態です。
とはいえ、ゴールデンビザを更新していけば、実質的にドバイで住み続けることはできます。永住権のように将来に渡っての居住が確約されている訳ではありませんが、ゴールデンビザがあれば限りなく長期に渡ってドバイに住むことが可能です。
ドバイでの永住を希望する場合は、ゴールデンビザの取得条件を満たしてビザを取得・更新していくのが現実的な手段といえるでしょう。
ドバイのゴールデンビザで取り消し(失効)はある?
ドバイのゴールデンビザの取り消し(失効)の可能性はゼロではありません。たとえば、ビザ発給の条件を不正に申請していたり、UAE内で犯罪行為などを行った場合は、ビザが取り消される可能性があるでしょう。
ただ、発給条件を正しく満たして、犯罪行為なども行わなければ、ゴールデンビザが取り消されることはないと考えて問題ありません。ゴールデンビザを保持できるよう、取得条件を満たす不動産所有、もしくはビジネス展開を継続して行うことが重要です。
ドバイのゴールデンビザは日本人でも取れる?
ドバイのゴールデンビザは、日本人でも取得可能です。実際、ゴールデンビザを取得してドバイに居住している日本人は多く存在します。日本人であるという理由で、ドバイのゴールデンビザの取得が拒否されることはないので、ご安心ください。
ただし、日本人であることがゴールデンビザ取得に有利に働くわけでもないので留意しておきましょう。あくまでも、ビザ取得を条件を満たした人がゴールデンビザを取得できます。日本人であるからといって、取得条件が緩和されることはないので注意してください。
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まとめ
ドバイのゴールデンビザを取得すれば、ドバイに5年~10年滞在できます。通常ビザと異なり、6か月以上の海外滞在も可能ですので、日本に拠点を持ちたい場合にも最適なビザです。
ドバイのゴールデンビザを取得するためには、UAE内の不動産の所有、もしくは起業家としてUAE内でビジネスを展開することが必要です。条件面の満たしやすさを考慮すると、UAE内の不動産を所有する方がゴールデンビザ取得への近道といえるでしょう。
本記事の内容を参考にして頂き、ドバイのゴールデンビザ取得について理解を深めて頂けると幸いです。
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