『音楽の都ウィーンでカッコよく暮らしてみたい!』
『子供を教育が行き届いた環境で育てたい』
ウィーン移住について、そんな声をよく聞きます。
実際のところ、ウィーンはどのような場所なのでしょうか?
2022年最新のウィーン情報について調べてみたので、ぜひ参考にされてみてください。
[box class=”box29″ title=”簡単にまとめると”]
- 治安が良い
- 芸術性に溢れている街並み
- 物価が東京より少し高い
- 教育費が無料
- 子供の教育(特に音楽)に適している
- ビザ無しで6ヶ月滞在できる
- 税金が少し高い
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今回、ウィーン移住について徹底的に調べた記事を執筆しました。
ぜひ移住を検討されている方は最後までご覧になってもらえると幸いです。
ウィーンとは
オーストリアは、住みやすい国2022年、堂々の8位に入る屈指の国です。
2018年のランキングでは、オーストリアが住みやすい国ランキング1位にランクインしていることもありました。
ツイッターでも良い声を聞くことが多いオーストリアですが、実際のところどうなんでしょうか?
オーストリア、食い物美味くてヤバい。ワインを炭酸水で割って飲むのがトラディショナルらしい。人間が慎ましいし、静かだし、綺麗だし、物価もそれほど高くないし。この国、日本人が移住するのに凄く向いてる国だと思う。 pic.twitter.com/7dgiReLuhO
— TAJIRI (@TajiriBuzzsaw) July 4, 2019
ウィーン移住にはどんなメリットがあるの?
ウィーン移住に関してのメリットをまとめてみました。
治安が良い
ヨーロッパの東西と南北を結ぶ十字路として栄えたらしく別名、『音楽の都』とも言われているウィーン。
ヨーロッパということもあって、治安が非常に良いです。
Global peace index によると、国別の治安ランキングでは、世界4位になっており、
日本の9位を大きく突き放しています。
参考:https://worldpopulationreview.com/country-rankings/safest-countries-in-the-world
街並みが美しい
治安が良いことに加え、街並みも非常に良いです。
中心部には歴史的な建造物が建てられており、観光名所としても有名な箇所がいくつもあります。
子供の教育(特に音楽)に適している
オーストリアは基本的に学費が、公立であれば大学までかかりません。
また、音楽関係の大学も安いようで、子育てに最適な国であるといえます。
物価も東京とほとんど変わらない
現在は世界的なインフレの影響も受けていますが、そこまで東京と物価は変わらないようです。
国別生活費ランキングは、日本より少し高いものの、世界第17位となっています。
ビザ無しで6ヶ月滞在できる
オーストリアは、非営利活動の場合、6ヶ月間ビザ無しで滞在することが可能です。
取得ができるビザに関しては記事後半のセクションで詳しく説明しています。
オーストリアへの渡航・滞在にあたって - 無査証での滞在について
観光など非営利活動目的による6か月以内の滞在の場合、通常、査証や滞在許可は必要ありません。 (ただし、ホテルなどの宿泊施設以外に滞在する場合には住民登録が必要になります。)
ウィーン移住にはどんなデメリットがあるの?
ウィーン移住にはたくさんのメリットがあることがわかりましたが、一方でデメリットはどういったものがあるのでしょうか?
ドイツ語を習得する必要性が高い
ドバイなどの外国人比率の高い地域では、公用語以外の英語が、
主に使われるといったケースがあります。
しかし、オーストリアはドイツ語を使う必要性があります。
英語も十分に通じはしますが、中長期的な滞在であれば習得することが必要となるでしょう。
税金が高い
オーストリアに存在する法人には、利益に対して一律25%の税率が課せられます。
イタリアやベルギーよりは低いですが、
税率が低いドバイやシンガポールといった国と比較すると高くなるでしょう。
消費税は20%と日本の倍です。
オーストリアには、特定のキャピタルゲイン税はありませんが、
”所得税”として仮想通貨の税金を支払う必要があります。
- 法定通貨への交換
- 仮想通貨同士の交換
- 仮想通貨での決済
- 仮想通貨のマイニング
またステーキングには27.5%の特別な利子税を支払う必要性があります。
これでは、仮想通貨の節税目的でオーストリアに移住することは難しいでしょう。
収入 | 税率 |
11,000 以下 | 0% |
€11,001 – €18,000 | 20% |
€18,001 – €31,000 | 35% |
€31,001 – €60,000 | 42% |
€60,001 – €90,000 | 48% |
€90,001 – €1,000,000 | 50% |
€1,000,000 以上 | 55% |
なお、所得税の最高税率は55%であり、累進課税の形で課税されます。
ウィーン移住までの手順・方法
渡航目的順にオーストリア渡航におけるビザの種類を紹介します。
①観光、訪問、商用、留学
滞在期間:6ヶ月以内
ビザ申請:なしでOK
②就労
滞在期間:6ヶ月以内
ビザ申請:渡航前に短期滞在ビザ(タイプD)を申請
短期滞在ビザ『タイプD』って?
- オーストリアの企業で就労する方やインターン、研究生、客員研究員、科学者の方が対象となります。
具体的な就労による短期滞在ビザの取得方法や必要な書類はこちらになります。
- 申請書 在京オーストリア大使館ビザページよりダウンロード
- 証明写真
- パスポート
- 現在の職業を証明する書類
- 旅行封建証明書
- 資金証明書
- 企業からの就労目的証明書
③ワーキングホリデービザ
滞在期間:1年間
- 18-30歳限定
- 健康で前科がないこと
- 就労や就学が目的ではないこと
詳しい必要資料などはこちらです。
- ビザ申請 渡航前にワーキングホリデービザを申請
- 申請書 在京オーストリア大使館ビザページよりダウンロード
- パスポート
- 証明写真
- 入国後の資金証明書
- 航空券または航空券の購入が可能であることの資金証明書
④留学、就労、家族の呼び寄せ
滞在期間:6ヶ月以上
ビザ申請:入国後、在留許可を申請
日本国籍の方の滞在可能日数は、あらゆる180日の期間内で最大90日間になります。
ウィーン移住に最適な人
これまで、ウィーンのメリットやデメリット、そして移住に必要なものなどを確認しましたが、
どういった人がウィーン移住に適しているのでしょうか?
ウィーンの住環境、文化に合っている人
ウィーンは、料理も美味しく、伝統文化に富んだ素晴らしい町です。
そのため、家族での移住や子育て、
更には子供を音大に入れたいといった想定をしている人には最適な町と言えるでしょう。
また、他のヨーロッパ諸国にもアクセスが容易なので、
ヨーロッパの文化圏が好きな方にはおすすめの町です。
子供の教育に力を入れたいと思っている人
ウィーンは公共の教育施設の費用が無料です。
そのため、子供の教育にとても適していると言えるでしょう。
ただ、その分税金面などでは、シンガポールやドバイ、タイといった国に劣ってしまう点があります。
ウィーン移住に関するQ&A
ウィーン移住に関する質問をまとめてみました。
ウィーンの物価はどれくらいですか?
在住者のコメントによると、ウィーンの生活費は、
大体、東京都で暮らす金額と同じくらいなようです。
GobankingRatesによると、生活費インデックスは国別では19位です。
ただ、最近は世界的なインフレの影響により少し割高な印象を見受けられるかもしれません。
なお、執筆時点では1€=141円です。
ウィーンの公用語について
オーストラリアではドイツ語が公用語になっています。
しかし、英語が通じる場面も多いため、ドイツ語が話せなくても問題ありません。
食事は美味しいですか?
オーストリアの主食はパンやじゃがいも、パスタなどです。
これらは、ヨーロッパの代表料理とも言えますし、非常に美味しいです。
また、ソーセージ系やハム、ベーコンなどの加工品も有名です。
恵まれた土地で、周辺にもドイツなどのグルメ大国があるため、
美味しい食事を楽しむことができます。
【まとめ】ウィーン移住のメリットや条件について
ウィーンには、家族で住むのにはぴったりな条件が整っています。
家族や教育を軸に、海外移住を検討されている方には、非常におすすめな国だと言えるでしょう。
しかし、生活費の割高感や、税制の悪さ、
特に、仮想通貨関連や金融所得関連の税金は非常に高いです。
そのため、ビジネス目的での移住はおすすめできません。
ビジネス面や、ビザの取得難易度、他国へのアクセスのしやすさといった観点から
弊社では、ドバイ移住を推奨しています。
もし、ご興味がある場合は、こちらの記事もご覧になってみてください。
移住は一生に一度の挑戦と考えられている人も多いかもしれませんが、
今後は、グローバル化により、もっと気軽な選択肢になってくることでしょう。
皆様が移住によって、よりよい生活が送れるように願っております。
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