「子どもにグローバルな教育環境を与えたい」「英語力を自然に身につけさせたい」
そんな想いから、ドバイへの教育移住を検討する日本人家族が増えています。ドバイには220校以上のインターナショナルスクールがあり、世界中から優秀な教師が集まる教育先進都市です。
この記事では、実際にドバイで子育てをしている日本人家族の声をもとに、学校選び、学費、子育て環境まで徹底解説します。
目次
なぜ今、ドバイ教育移住が注目されているのか
シンガポールからドバイへの流れ
かつて教育移住先として人気だったシンガポールですが、近年はビザの厳格化と学費の高騰により、ドバイに移住する家族が増えています。
シンガポール vs ドバイ 教育環境比較
- インター校数:シンガポール約90校 → ドバイ約220校
- 学費:シンガポール年間300〜500万円 → ドバイ年間100〜300万円
- 入学難易度:シンガポールは競争率高 → ドバイは比較的入りやすい
- ビザ取得:シンガポールは厳格化 → ドバイは取得しやすい
ドバイ教育移住のメリット
- 世界220校以上のインター校から選べる豊富な選択肢
- 英国式・米国式・IBなど多様なカリキュラム
- 英語が話せなくても入学可能な学校が多い
- 多国籍環境で自然にグローバル感覚が身につく
- 治安の良さで子育て環境として安心
- 所得税ゼロで教育費に回せる余裕ができる
【実例】日本人家族のドバイ教育移住体験談
実際にドバイに教育移住した日本人家族の声をご紹介します。
移住者プロフィール
- 家族構成:40代パパ、ママ、8歳・2歳の息子
- 移住時期:2022年4月
- 職業:日本企業のソフトウェアエンジニア(リモート勤務継続)
- 居住エリア:ドバイマリーナ
移住を決めた理由
この家族が移住を決めた理由は主に2つ。
- 子どもの教育目的:質の高い教育と英語環境を求めて
- 海外生活への憧れ:個人的に海外移住を希望していた
移住先の候補としてマレーシア、シンガポール、ドバイを比較検討。マレーシアは治安面の懸念、シンガポールは学費の高さから除外し、「安全面と経済性」でドバイを選択しました。
シンガポールの学費は本当に高い。同じ予算でドバイなら、より良い学校に通わせられる可能性があります。治安もドバイの方が良いという声も多いです。
子どもの英語力の変化
移住当初、お子さんは英語がほとんど話せませんでしたが、1年で友達や先生とコミュニケーションが取れるレベルまで上達したそうです。
子どもの適応力は大人が思う以上に高く、インター校の英語サポートクラスを活用すれば、英語力ゼロからでも問題ありません。
ドバイの子育て環境で感じたこと
実際の移住者が感じたメリット:
- 治安の良さ:犯罪率が低く、厳格な法執行による安心感
- 多様性:多人種で差別がない環境
- 子どもに優しい社会:市街で子ども連れへの配慮を感じる場面が多い
- レジャー施設の充実:テーマパーク、ウォーターパークが豊富
デメリットとして感じた点:
- 放課後に友達と自発的に集まりにくい(通学範囲が広いため)
- 漢字学習が難しい
- 日本の学業補習が必要
詳しいインタビュー内容はドバイ移住者インタビュー:家族移住した日本人パパに聞く教育事情をご覧ください。
ドバイのインターナショナルスクール|基礎知識
学校数と特徴
ドバイには220校以上のインターナショナルスクールがあり、生徒数は36万5,000人を超えます。
ドバイの学校の特徴
- 世界各国のカリキュラムから選べる
- 英語力不問の学校も多い
- 多国籍の生徒構成(欧州系が多く、アジア系は少なめ)
- 最新の教育設備が充実
- 政府機関(KHDA)による品質管理
カリキュラムの種類
日本人家族が選ぶ主なカリキュラムは以下の通りです。
英国式(British Curriculum)
- ドバイで最も多いカリキュラム
- GCSE、A-Levelの資格取得
- 日本からの移住者に人気
米国式(American Curriculum)
- アメリカの大学進学を視野に入れる場合
- SAT対策が充実
- 柔軟なカリキュラム
国際バカロレア(IB)
- 世界共通の教育プログラム
- 批判的思考力を重視
- 日本の大学でも評価される
日本人学校
- 日本の文部科学省の指導要領に準拠
- 幼稚園・小学校・中学校まで
- 英会話やアラビア語の授業もあり
将来の進路によってカリキュラム選びは変わります。日本の大学に戻る可能性があるならIB、アメリカの大学を目指すなら米国式、イギリスや欧州なら英国式がおすすめです。
KHDAとは|学校選びの必須知識
KHDA(Knowledge and Human Development Authority)は、ドバイの私立教育機関を監督する政府機関です。毎年、全ての私立学校を評価し、結果を公表しています。
KHDAの評価ランク
KHDA評価ランク(5段階)
- Outstanding(最高評価):23校
- Very Good(優良):48校
- Good(良好):多数
- Acceptable(改善の余地あり):多数
- Weak(要改善):少数
※2023-2024年データ
学校選びの際は、最低でも「Good」以上の評価を受けている学校を選ぶことをおすすめします。
KHDA評価の注意点
ただし、KHDAの評価は学力だけでなく、イスラム教育や人種バランスなども評価対象に含まれます。そのため、「Outstanding」は老舗校に偏りがちという指摘もあります。
新設校でもランクなしの中に優良校があることもあるため、KHDA評価だけでなく実際の見学や口コミも参考にしましょう。
ドバイの学費|年間いくらかかる?
学費の目安
学費の目安(年間)
【日本人学校】
- 年間:約120〜160万円
【インターナショナルスクール】
- リーズナブル校:年間70〜100万円
- 中堅校:年間100〜180万円
- トップ校:年間200〜300万円
【ナーサリー(幼稚園)】
- 年間:約150〜200万円
※高学年になるほど学費が上がる傾向
シンガポール・東京との比較
ドバイの学費は、シンガポールや東京の有名インター校と比較すると割安です。
- シンガポール:年間300〜500万円
- 東京の有名インター:年間250〜400万円
- ドバイのトップ校:年間200〜300万円
さらに、ドバイでは所得税がゼロのため、手取り収入が増え、教育費に回せる余裕が生まれます。
実際にドバイに移住した家族からは「インターが年間約200万円、ナーサリーも年間200万円弱」という声がありました。2人で年間400万円は大きいですが、所得税ゼロを考えると日本と同等かそれ以下の負担感という方も多いです。
学費以外にかかる費用
- 入学金:5〜20万円程度
- 制服代:3〜10万円
- スクールバス:年間10〜30万円
- 課外活動費:活動による
- 教材費:学年による
おすすめインターナショナルスクール
日本人家族に人気の学校をカリキュラム別に紹介します。
英国式(British)のおすすめ校
Repton School Dubai
- KHDA評価:Outstanding(5年連続)
- イギリスの名門パブリックスクールの分校
- 学費:年間約200〜280万円
- 特徴:伝統的な英国式教育、寮制度あり
Nord Anglia International School Dubai
- KHDA評価:Outstanding
- 3歳〜18歳対象、ドバイで最も知名度の高いインター校の一つ
- MITやジュリアード音楽院との提携プログラム
- 特徴:世界80校以上のNord Angliaネットワーク、グローバルな進学実績
米国式(American)のおすすめ校
GEMS Dubai American Academy
- KHDA評価:Outstanding
- GEMSグループのフラッグシップ校
- ハーバード、スタンフォード、NYUなど米国トップ大学への進学実績
- 特徴:最新設備、アメリカ式とIBの融合
IB(国際バカロレア)のおすすめ校
Dubai International Academy(DIA)
- ドバイ初のIB一貫校
- IBディプロマの平均スコアが非常に高い
- 特徴:批判的思考力重視、国際的な進学実績
日本人学校
ドバイ日本人学校
- 幼稚園・小学校・中学校
- 学費:年間約120〜160万円
- 日本の文部科学省の指導要領に準拠
- 英会話・アラビア語・現地理解教育もあり
ドバイ在住日本人の約3分の2がインター校、3分の1が日本人学校に通わせています。将来日本に戻る予定なら日本人学校、グローバル志向ならインター校という選択が多いです。
入学の流れと注意点
入学までのステップ
- 学校リサーチ(入学の12〜18ヶ月前):KHDA評価、カリキュラム、学費を比較。候補を3〜5校に絞る
- 学校見学(入学の9〜12ヶ月前):オンラインまたは現地で見学。オープンデーに参加するのがベスト
- 入学申請(入学の6〜9ヶ月前):必要書類(成績証明書、パスポートコピー、健康診断書等)の提出。人気校はこの時点で定員に達することも
- 面接・テスト(申請後2〜4週間):英語力テスト(CAT4等)、面接。EALサポートが必要な場合はこの段階で判定
- 合否通知(テスト後2〜4週間):合格の場合、入学枠の確保期限があるため早めの対応が必要
- 入学手続き(合格後1〜2週間以内):入学金・学費の支払い、制服の購入、スクールバスの手配
準備のポイント:人気校は1年以上前から申し込みが始まります。特にEAL(英語サポート)枠は定員が限られるため、遅くとも入学の9ヶ月前までには申請を完了させましょう。
英語サポートクラスの注意点
多くのインター校には、英語が苦手な子ども向けのEAL(English as an Additional Language)クラスがあります。
重要:EALクラスの定員に注意
実際の移住者からの声:
「英語が話せない子のためのサポートクラスには定員があるため、空きがない場合は受験すら難しいことがあります」
人気校は早めに申し込まないと、英語サポート枠が埋まってしまう可能性があります。
入学時期
- 新学期:9月開始(英国式・IB)または8月開始(米国式)
- 途中入学:多くの学校で可能
- 申込時期:人気校は1年前から申し込み開始
住居選び|学校との関係
学校を先に決める
ドバイでは「学校を決めてから住居を探す」のが基本です。学校によっては通学エリアの制限があったり、スクールバスの範囲が決まっていたりします。
実際の移住者からも「学校選定後の住居探しで苦労した」「土地勘なしでのネット検索には限界がある」という声があります。可能であれば、一度下見に来てから決めることをおすすめします。
人気の学校エリア
学校が多いエリア
- Al Barsha / Al Barsha South:インター校が集中
- Arabian Ranches:ファミリー向け、学校も充実
- Dubai Hills:新興エリア、新設校が多い
- Jumeirah:老舗校が多い高級エリア
教育移住のビザ取得方法
主なビザの種類
バーチャルワーキングビザ(リモートワークビザ)
日本企業でリモート勤務を続けながら、ドバイに居住できるビザ。実際の移住者もこのビザを活用しています。
- 有効期間:1年(更新可能)
- 費用:実費で約30万円
- 条件:月収約70万円以上の証明
不動産投資ビザ
不動産購入でビザと居住権を取得。
- 約3,000万円以上:2年ビザ
- 55歳以上の方で約4,000万円以上:3年ビザ
- 約8,400万円以上:10年ゴールデンビザ
- 家族のビザも一緒に取得可能
法人設立ビザ
フリーゾーンで法人を設立して2年ビザを取得。
- 設立費用:実費で約80万〜400万円
- 家族のビザもスポンサー可能
ビザの詳細はドバイ移住完全ガイドをご覧ください。
教育移住にかかる総費用
4人家族の年間費用目安
4人家族の年間費用目安
- 家賃(3BR):年間250〜400万円
- 学費(子ども2人):年間300〜500万円
- 生活費:年間300〜400万円
- ビザ関連:年間50〜100万円
- 合計:年間900〜1,400万円
※所得税ゼロのため、年収1,500万円あれば十分な生活が可能
生活費の詳細はドバイの物価と生活費で解説しています。
ドバイ教育移住が向いている家族
教育移住がおすすめな家族
- 子どもに英語力を自然に身につけさせたい
- 多様性のある環境で育てたい
- 治安の良い場所で子育てしたい
- グローバルな進路選択肢を持たせたい
- リモートワークで収入を維持できる
- 所得税ゼロのメリットを活かしたい
まとめ|ドバイは教育移住に最適な選択肢
ドバイは220校以上のインター校、政府による品質管理(KHDA)、治安の良さ、所得税ゼロなど、教育移住先として非常に魅力的な環境が整っています。
- 学費:シンガポールより割安(年間100〜300万円)
- 英語力:1年で友達とコミュニケーションできるレベルに
- 環境:多国籍で差別のない社会
- 治安:世界トップクラスの安全性
実際に教育移住した日本人パパも、「同じ価値観を持つ方であればドバイ移住はおすすめ」と語っています。
ドバイ移住全般について知りたい方は、ドバイ移住完全ガイド【2026年版】もご覧ください。
ドバイ教育移住の無料相談
「どの学校がうちの子に合っている?」「学校と住居の関係は?」「ビザはどうすればいい?」
教育移住に関する疑問に、ドバイ在住の日本人アドバイザーがお答えします。