ドバイへの移住を検討している方にとって、住居費(家賃)は最も気になるポイントの一つではないでしょうか。
近年、ドバイの家賃は急激な上昇を続けており、2024年から2025年にかけて一部エリアでは前年比20〜30%もの値上げが報告されています。
本記事では、2026年のドバイ家賃見通しと、移住者が知っておくべき具体的な対策を徹底解説します。エリア別の相場から、契約交渉のコツ、購入という選択肢まで、住居費を賢く抑えるための情報をお届けします。
目次
ドバイの家賃上昇が止まらない!2025年の現状
ドバイの不動産市場は、ここ数年で劇的な変化を遂げています。
2024年から2025年にかけて、人気エリアの家賃は平均15〜25%上昇しました。特にダウンタウンやマリーナといった中心部では、30%以上の値上げも珍しくありません。
家賃上昇の背景
- 人口増加:年間10万人以上がドバイに移住
- 外国人投資家の流入:ゴールデンビザ効果
- 経済成長:UAE全体の好景気
- 住宅供給不足:建設が需要に追いつかない
日本人移住者からも「更新時に大幅な値上げを通告された」「予算内で物件が見つからない」という声が増えています。
2024年は特に家賃上昇が激しい年でした。更新前に早めの交渉を始めることをお勧めします。私のお客様でも、3ヶ月前から交渉を始めた方は10%以内の値上げで済んでいます。
【2026年予測】ドバイの家賃はどこまで上がる?
専門家・調査機関の予測データ
主要な不動産調査機関の予測によると、2026年のドバイ家賃は5〜15%の上昇が見込まれています。
2024-2025年ほどの急激な上昇ではないものの、依然として上昇傾向は続く見通しです。
2026年予測のポイント
- 家賃上昇率:5〜15%(エリアにより差あり)
- 高級エリア:上昇率は鈍化傾向
- 中価格帯エリア:依然として高い需要
- 新興エリア:供給増加で安定化の可能性
上昇が続くエリアと落ち着くエリア
すべてのエリアが同じように上昇するわけではありません。
上昇が続くと予想されるエリア:
- ダウンタウン・ドバイ(ブルジュ・ハリファ周辺)
- ドバイマリーナ
- JBR(ジュメイラ・ビーチ・レジデンス)
比較的落ち着く可能性があるエリア:
- JVC(ジュメイラ・ヴィレッジ・サークル):新規供給増加
- ドバイサウス:エキスポ後の開発進展
- ドバイシリコンオアシス:IT企業集積で安定需要
2026年は新規物件の供給が増えるため、エリアによっては交渉の余地が出てくるでしょう。特にJVCやドバイサウスは狙い目です。
【エリア別】ドバイの家賃相場一覧(2025-2026年)
高級エリア(ダウンタウン・マリーナ・パームジュメイラ)
ドバイを代表する高級エリアは、家賃も最も高い水準です。
ダウンタウン・ドバイ
- スタジオ:月10〜15万円
- 1ベッドルーム:月15〜25万円
- 2ベッドルーム:月25〜40万円
ドバイマリーナ
- スタジオ:月8〜12万円
- 1ベッドルーム:月12〜20万円
- 2ベッドルーム:月20〜35万円
パームジュメイラ
- 1ベッドルーム:月18〜30万円
- 2ベッドルーム:月30〜50万円
- ヴィラ:月50〜150万円
中価格帯エリア(JVC・アルバーシャ・ドバイシリコンオアシス)
コスパを重視する移住者に人気のエリアです。
JVC(ジュメイラ・ヴィレッジ・サークル) ※人気急上昇中
- スタジオ:月5〜8万円
- 1ベッドルーム:月8〜12万円
- 2ベッドルーム:月12〜18万円
アルバーシャ
- 1ベッドルーム:月8〜12万円
- 2ベッドルーム:月12〜20万円
ドバイシリコンオアシス
- 1ベッドルーム:月6〜10万円
- 2ベッドルーム:月10〜15万円
比較的リーズナブルなエリア(インターナショナルシティ・ディスカバリーガーデンズ)
予算を抑えたい方向けのエリアです。
インターナショナルシティ ※ドバイで最も安いエリアの一つ
- スタジオ:月3〜5万円
- 1ベッドルーム:月5〜8万円
ディスカバリーガーデンズ
- スタジオ:月4〜6万円
- 1ベッドルーム:月6〜9万円
エリア選びのポイント
- 通勤・通学のアクセス(メトロ駅の近さ)
- 生活利便性(スーパー、モール)
- 日本人コミュニティの有無
- 将来の資産価値
なぜドバイの家賃は上がり続けるのか?5つの要因
ドバイの家賃上昇には、複数の構造的な要因があります。
1. 人口急増
ドバイには年間10万人以上が移住しており、住宅需要が急増しています。特にコロナ後の2021年以降、その傾向は加速しています。
2. ゴールデンビザ効果
2019年に導入されたゴールデンビザ(5年・10年の長期滞在ビザ)により、富裕層や投資家、専門家の移住が増加しました。
3. 住宅供給の遅れ
新規物件の建設が需要に追いついておらず、特に人気エリアでは慢性的な供給不足が続いています。
4. 投資家需要
賃貸収益を狙った不動産投資が活発で、投資用物件の需要も家賃上昇を後押ししています。
5. インフレと経済成長
UAEの経済は好調を維持しており、全体的な物価上昇も家賃に影響しています。
家賃上昇への対策①:賃貸契約のコツと交渉術
更新時の値上げを抑える交渉ポイント
ドバイの賃貸契約は通常1年単位ですが、更新時の交渉次第で値上げを抑えることができます。
交渉を有利に進めるコツ
- 更新3ヶ月前から交渉を開始する
- 長期契約(2年以上)を提案する
- 一括払いを提案(通常は2〜4回分割)
- 他の物件の相場を調べて交渉材料にする
- 良好な入居者であることをアピール
RERA(不動産規制庁)の家賃上限ルールを活用
ドバイにはRERA(Real Estate Regulatory Agency)という不動産規制庁があり、家賃の値上げに上限を設けています。
RERAの「家賃インデックス」に基づき、現在の家賃が市場平均と比べてどの程度かで、許容される値上げ率が決まります。
- 市場平均より10%以下の場合:値上げ不可
- 市場平均より11-20%低い場合:最大5%の値上げ
- 市場平均より21-30%低い場合:最大10%の値上げ
- 市場平均より31-40%低い場合:最大15%の値上げ
RERA公式サイトで自分の物件の適正家賃を確認し、交渉に活用しましょう。
RERAの家賃インデックスは強力な交渉ツールです。大家さんが法外な値上げを要求してきた場合は、このルールを根拠に交渉できます。知らない方が多いので、ぜひ活用してください。
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家賃上昇への対策②:コスパの良いエリアを選ぶ
家賃を抑える最も効果的な方法は、エリア選びです。
注目の穴場エリア
- JVC(ジュメイラ・ヴィレッジ・サークル):中心部へのアクセスが良く、家賃は半分以下。ファミリー向け施設も充実
- アルクォーズ:アート地区として発展中。クリエイティブ層に人気
- ドバイサウス:エキスポ2020の跡地周辺。今後の発展が期待されるエリア
穴場エリアのメリット・デメリット
【メリット】
- 家賃が30〜50%安い
- 新しい物件が多い
- 静かな環境
【デメリット】
- 中心部まで時間がかかる
- 飲食店・娯楽施設が少ない
- 日本人コミュニティが小さい
家賃上昇への対策③:購入という選択肢
賃貸 vs 購入のコスト比較
家賃上昇が続く中、不動産購入を検討する方も増えています。
一般的に、5年以上ドバイに住む予定がある場合は、購入の方が経済的になるケースが多いです。
購入のメリット:
- 毎年の家賃値上げの心配がない
- 資産形成になる
- 住宅ローン返済額は家賃より安いことも
- 将来売却して利益を得る可能性
外国人が購入できるエリア(フリーホールド)
ドバイでは、外国人が不動産を所有できる「フリーホールド」エリアが指定されています。
外国人が購入可能な主要エリア
- ダウンタウン・ドバイ
- ドバイマリーナ
- パームジュメイラ
- JVC
- ビジネスベイ
- ドバイヒルズ
- その他多数
購入に必要な初期費用:
- 物件価格の4%:登録料(DLD Fee)
- 物件価格の2%:仲介手数料
- その他手数料:1-2%
- 合計:物件価格の7-8%
住宅ローン(モーゲージ)の条件:
- 頭金:物件価格の25%(外国人の場合)
- 金利:4-5%程度(変動金利が一般的)
- 返済期間:最長25年
購入は大きな決断です。短期滞在の予定なら賃貸、5年以上の長期なら購入がおすすめです。最近は日本人のお客様で購入される方も増えています。
家賃以外に必要な住居関連費用
ドバイで住居を借りる際は、家賃以外にも様々な費用がかかります。予算を立てる際は、以下の費用も考慮しましょう。
家賃以外の住居関連費用
- DEWA(電気・水道):月1〜3万円
- 冷房費(チラー):込みか別か要確認
- 管理費(サービスチャージ):年間10〜30万円
- 仲介手数料:家賃の5%
- 保証金(セキュリティデポジット):家賃の5〜10%
- Ejari登録費用:約5,000円
特に注意すべき点:
「チラー込み」かどうかは必ず確認しましょう。ドバイの夏は冷房が必須で、チラー(集中冷房システム)の費用が別の場合、月数万円の追加出費になります。
ドバイ移住者の家賃に関するよくある質問
Q: 家賃は一括払いが必須ですか?
A: 以前は年間一括払いが主流でしたが、現在は2〜4回の分割払いも一般的です。ただし、一括払いを提案すると交渉で有利になることがあります。
Q: 短期賃貸(1年未満)はありますか?
A: あります。ホテルアパートメントやAirbnbなどで短期滞在が可能ですが、月単位で借りると通常の賃貸より割高になります。
Q: 家賃の値上げに上限はありますか?
A: はい。RERAの家賃インデックスに基づき、値上げ率に上限があります。現在の家賃が市場平均より低い場合のみ、段階的な値上げが認められます。
Q: 日本人向けの賃貸仲介会社はありますか?
A: はい。日本語対応可能な不動産エージェントや、日本人向けのサポートサービスがあります。
Q: 家具付きと家具なし、どちらがお得?
A: 短期(2年以内)なら家具付き、長期なら家具なしがお得な傾向があります。家具付きは月1〜3万円ほど高くなります。
まとめ:2026年のドバイ住居費を賢く乗り切る
ドバイの家賃上昇は2026年も続く見通しですが、適切な対策を取れば費用を抑えることは可能です。
家賃対策のまとめ
- RERAルールを活用して値上げ交渉
- コスパの良いエリア(JVC、DSO等)を検討
- 長期滞在なら購入も選択肢に
- 家賃以外の費用も予算に含める
- 早めの情報収集と計画が重要
ドバイ移住を成功させるためには、住居費の見通しを立て、自分に合ったエリアと物件を選ぶことが重要です。
不安な点があれば、現地の専門家に相談することをおすすめします。
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